保健、衛生、医療、薬剤等の事務の処理
（医務課）

刑務所では、社会一般の保健衛生及び医療の水準に照らし適切な保健衛生上及び医療上の措置を講じることとされ、受刑者の診療を行うのが医務課です。医務課では、准看護師養成所において刑務官として勤務しながら准看護師の資格を取得した刑務官が医師の指示を受けるなどして、医療事務に従事しています。

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  医務担当　勤続２７年　４０代

  工場の巡回係として各工場を回って、受刑者の症状を聞き取り、常備薬を使用させたり、医師の診察を受けさせることにつなげる仕事をしています。

  仕事の大変な点は？

  巡回係は、精神科、皮膚科、眼科等、幅広い分野の知識を持ち、絶えず知識をアップデートしなければならない点は大変です。

  仕事のやりがいは？

  重大な疾病を抱えている者も少なくなく、訴えをもとに、早期発見に繋げられたときは、やりがいを感じます。准看護師養成所を卒業して、気付けば２０年近く医務関連の仕事をしていますが、現場で見てきた症例等が積み重なり、対応力が向上していると思います。

  
  
  

  医務担当　勤続２２年　４０代

  医療課巡回係として医師の指示のもと、受刑者の体調管理を行う業務を担当しています。

  仕事の大変な点は？

  例えば、作業をやりたくない、薬をもらいたいなどの理由から、病気でもないのに病気であると主張する場合があり、また、自らの希望を優先する受刑者には、病気や薬に対しての理解が得られにくいのは、難しいと思います。

  仕事のやりがいは？

  疾患を有している者について同じ症例はなく、日々変わっていく状況に応じて対応しなければならず、その点は医療ならではのやりがいと言えます。