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立入検査実施結果について

2006年2月16日 更新
公 安 調 査 庁

立入検査実施結果について

公安調査庁は,オウム真理教施設に対し,次のとおり119回目の立入検査を実施した。

1 場所

習志野施設(千葉県習志野市谷津所在)

2 日時

2月16日午前7時26分から同日午後2時20分までの間

3 動員した公安調査官数

20人(この内,施設内に立ち入った調査官16人)

4 今回を含めてこれまで立入検査を実施した施設数

19都道府県下・延べ192か所(実数102か所)

5 検査結果

本施設は,前「習志野施設」の退去(平成18年1月)に伴い,その代替施設として新たに確保されたものであり,教団内で「船橋道場」(注)と呼称され,上祐支持派の出家信徒数名が居住・修行しながら,東京都及び千葉県在住の在家信徒らを教化・指導するための道場として機能していることが確認された。
また,施設内には,「三大教典」と称する麻原の著書や同人の説法が収録されたビデオテープなどが多数保管・使用されていたほか,施設内では,ドラム缶に入った水に麻原の唱えるマントラ(呪文)を流して“修法”(浄化)した,「甘露水」と称する霊水を作るなど,本施設信徒が,依然として麻原の影響下にある実態が明らかとなった。


(注) 本施設は,習志野市に所在するが,前々施設が船橋市内に所在したことや,船橋市は,かつて麻原が鍼灸院や薬局を開業し,宗教活動を始めた地であり,教団内では“オウム真理教発祥の地”として捉えられていることから,教団は,習志野市に移転した後も“船橋”の名称にこだわって,本施設を「船橋道場」と呼称している。

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