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立入検査実施結果について

2006年11月29日 更新
公 安 調 査 庁

立入検査実施結果について

公安調査庁は,オウム真理教施設に対し,次のとおり134回目の立入検査を実施した。

1 場所

名古屋施設(愛知県名古屋市中区千代田所在)
名古屋栄施設(愛知県名古屋市中区栄所在)

2 日時

 名古屋施設
11月29日午前7時53分から同日午後5時6分までの間
 名古屋栄施設
11月29日午前8時25分から同日午前10時22分までの間

3 動員した公安調査官数

合計25人(施設内に立ち入った調査官延べ19人)

4 今回を含め,これまで立入検査を実施した施設数

19都道府県下・延べ250か所(実数108か所)

5 検査結果

 名古屋施設は,教団内で「名古屋道場」と呼ばれ,施設内には修行用の大型道場(三部屋)が設置されており,反上祐派の出家信徒数人が居住・修行しながら,愛知,岐阜,三重3県に在住する在家信徒の指導・教化を行う活動拠点及び教団の関連事業体「エルウィング」の事務所として使用されていることが再確認された。
また,施設内には教団特有の祭壇が設置され,麻原の唱えるマントラ(呪文)が流されていたほか,麻原の写真,「三大教典」と呼ばれる麻原の著書などの教団刊行物,同人の説法を収録したビデオテープ,DVD,CDが多数保管されており,依然として麻原に帰依し,同人の説く教えに従って活動していることが確認された。
 名古屋栄施設は,上記名古屋施設に所属する出家信徒数名が,教団名を秘匿して「ヨーガ教室」を開設し,主に一般人を対象にヨーガ指導をしている実態が確認された。
施設内には,麻原の唱えるマントラ(呪文)が流されていたほか,教団が主神として崇拝している「シヴァ神」の額入り仏画を備えた小型祭壇が設置され,ヨーガ関連の一般書籍やビデオテープ,CDなどが保管されていた。

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