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立入検査の実施結果について

2008年11月18日 更新
公 安 調 査 庁

立入検査の実施結果について

 公安調査庁は,11月18日,オウム真理教施設に対し,次のとおり立入検査を実施した。

1 検査場所・時間

(1) 福岡施設(福岡県福岡市南区大池所在)
    午前7時55分から午後3時8分までの間
(2) 福岡東施設(福岡県福岡市東区香住ヶ丘所在)
    午前7時55分から午後6時8分までの間

2 公安調査官の動員数

24人。このうち施設内に立ち入った調査官は17人。

3 本年における立入検査の実施状況

今回の検査で18回目となり,14都道府県下延べ28か所に対して実施。
※ 立入検査の通算回数は今回で172回目となり,対象施設数は19都道府県下延べ321か所(実数123か所)。

4 検査結果

福岡施設(教団主流派で「Aleph福岡道場」と呼称)は,主流派出家信徒が常駐し,九州地方(沖縄県を除く)及び山口県の在家信徒を指導・教化するための活動拠点として使用されていることが確認された。施設内には,麻原彰晃の著書を始め,説法ビデオ等の共用物件が多数保管されていたほか,本施設で営まれている事業では,法具・プルシャ(バッジ)等を在家信徒に販売して収益をあげていることが明らかとなった。
 他方,福岡東施設(教団上祐派で「ひかりの輪福岡」と呼称)は,福岡地区担当の役員と本部役員が交代で滞在し,主流派同様,九州地方(沖縄県を除く)及び山口県の在家信徒を指導・教化するための活動拠点として使用されていることが改めて確認された。また,本部役員が所持するパソコンには,主流派在家信徒の名簿データが保存されており,福岡地区で組織拡大を図る上祐派が主流派信徒の取り込みを企図していることも確認された。

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