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公安調査局長・公安調査事務所長会議における大臣訓示

2009年5月28日 更新
公安調査局長・
公安調査事務所長会議

森法務大臣訓示

最近の国際情勢を見ますと,北朝鮮は,4月のミサイル発射に続き,先日,二度目の地下核実験を実施した旨公表するなど,朝鮮半島情勢は緊迫した状況にあります。また,我が国政府の最重要課題であります拉致問題についても,依然強硬な姿勢を崩そうとしておりません。こうした北朝鮮の動向は,我が国はもちろん,国際社会の平和と安全に関する重大な脅威となっておりますので,関連情報の入手に全力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。
また,国際テロに関しましては,依然として,世界各地でテロが発生しており,しかもその脅威は拡散傾向にあります。こうした状況を踏まえ,我が国においても,国際テロの脅威を現実のものとして,引き続き警戒する必要がありますので,万全の態勢で関連情報の収集に当たるようお願いいたします。
一方,国内情勢を見ますと,オウム真理教については,本年1月,公安審査委員会が,同教団に対する観察処分の第3回目の期間更新を決定したところであります。同決定のとおり,主流派及び上祐派ともに,その危険な体質に変化はなく,教団施設の付近住民を始め,国民の不安感はいまだ根強いものがあります。そのため,引き続き観察処分を厳正に実施して,教団の実態解明に取り組むとともに,関係自治体に対して可能な限り有用な情報を提供するなどして,公共の安全の確保と国民の不安解消に努めていただきたいと思います。
皆様におかれては,公安調査庁の任務の重大性に改めて思いを致し,平和で安全な社会を願う国民の負託にこたえるため,なお一層の努力を重ね,与えられた使命と職責を果たされることを期待しております。
皆様におかれては,公安調査庁の任務の重大性に改めて思いを致し,平和で安全な社会を願う国民の負託にこたえるため,なお一層努力を重ね,与えられた使命と職責を果たしていただきたいと思います。
以上をもって,私の訓示といたします。

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