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法教育研究会第10回会議議事概要

1  日時

平成16年4月27日(火)午後3時から午後5時

2  場所

法務省大会議室(地下1階)

3  出席者

(委員,敬称略・50音順)
安藤和津,江口勇治,大杉昭英,荻原弘子,鈴木啓文,高橋文郎,館 潤二,土井真一,永野 薫,西山卓爾,橋本康弘,山根香織
(説明者:敬称略)
増田正夫(埼玉県加須市立加須南小学校教諭)
渡邊 弘(活水女子大学健康生活学部食生活健康学科講師)
(事務局:法務省大臣官房司法法制部)
大塲亮太郎参事官,丸山嘉代部付

4  議題

(1) 発達段階に応じた法教育の在り方について
(2) 「法教育教材作成部会」発足の報告
(3) 今後の法教育研究会の進行について

5  配布資料

6  議事

(1)  発達段階に応じた法教育の在り方について
 小学校における法教育の実践について増田教諭から,高等学校における法教育の実践について渡邊講師から,それぞれ説明がなされ,これを踏まえて発達段階に応じた法教育の在り方について質疑応答,意見交換が行われた。
 委員からは,
○  小学校段階で学んだ「ルール作り」が中学校段階で,どのように生かされ継続されているのか。
○  法教育として解答に至る過程の表現力を養うことも必要だと思うが,この点についてはどのような指導をしているのか。
○  公徳心を体験を通じて学ぶということは,学校教育だけではなく,家庭でも公徳心や道徳教育が大事になると思う。こういった意味で考えると,法教育は小学校低学年から行った方が良いのか。
○  道徳の世界で言われている「法を守る」,「決まりを守る」というのをダイレクトに持っていくより,法が持っている価値の部分から,法のありようやルールのありようを子供たちに理解してもらうほうが良いのではないか。
○  小学校の段階でどの程度,法的なものと基本的な道徳的なものの分化が理解され得るか,あるいはそれを分化する形で教育ができるか,というのは非常に難しい点もあろう。○  子供たちが議論する場合,話すのが不得手な子供もいると思うが,そういう子供が発言した際,頑張って説明した子の勇気を褒めるなどの配慮が必要ではないか。
 といった質問・意見が出された。
(2)  「法教育教材作成部会」発足の報告
○  土井座長から,法教育教材作成部会の構成の説明があり,その後,部会構成員の紹介がなされた。
○  法教育教材作成部会総監修である江口委員から,4月13日に開催された法教育教材作成部会第1回方針立案会議の状況についての報告があった。
(3)  今後の法教育研究会の進行について
○  土井座長から,今後の法教育研究会の進行について資料5のとおりとしたいこと,また,今後の検討課題である「諸外国における法教育の在り方」について,江口委員,鈴木委員に教育学者又は法律家の立場で,スウェーデンを中心とした北欧の法教育の現状を視察していただき,その内容を報告してもらうとの説明があった。
(4)  今後の開催予定
 第11回会議 平成16年5月25日(火)午後2時開催
(以上)

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