法制審議会刑事法（自動車運転過失致死傷事犯関係）部会第１回会議（平成１９年２月９日開催）

１ 　部会長の選出について
２ 　自動車運転による過失致死傷事犯等に対処するための刑法の一部改正について

１ について
　互選の結果，川端博委員が部会長に選出された。
　部会長より，山口厚委員が部会長代行として指名された。
２ について
　去る２月７日に開催された第１５２回法制審議会において，諮問第８２号（下記参照）の調査審議のため，新たに設置された刑事法（自動車運転過失致死傷事犯関係）部会に付託された同諮問について，事務当局から諮問に至った経緯及び諮問の趣旨等について説明が行われ，各事項について議論がなされた。
　次回は平成１９年２月１９日に開催。

記
（原文縦書き）
諮問第八十二号
　自動車運転による過失致死傷事犯等の実情等にかんがみ、事案の実態に即した適正な科刑を実現するため、早急に、罰則を整備する必要があると思われるので、別紙要綱（骨子）について御意見を承りたい。
別紙
要綱（骨子）
第一　自動車運転過失致死傷の罪の新設
　自動車の運転に必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処するものとすること。
第二　危険運転致死傷の罪（刑法第二百八条の二）の改正
　刑法第二百八条の二中「四輪以上の自動車」を「自動車」に改めるものとすること。

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