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施設のアルバム-新潟県

佐渡法務総合庁舎


佐渡法務総合庁舎
 施設名   佐渡法務総合庁舎 
 入居官署   検察庁支部,拘置支所 
 備考   2019年完成 

設計担当者コメント

離島にある小規模施設ですが,用途の異なる2つの組織を小さな建物内に計画することに苦労しました。
基本設計からBIM(ビルディング・インフォメーション・モデル)ソフトを活用し,3次元での設計を行いました。
当課初の試みであったため,ソフトの使い方を学びつつ図面を作製することになり,非常に時間がかかりましたが,早い段階から入居庁や周辺住民の方々に対し,3次元モデルを用いた設計概要説明を行うことができたため,計画内容等について,十分に納得いただいた上で工事を行うことができ,非常に成果があったと考えています。


3次元モデルでの検討

設計担当者のこだわりとして,矯正施設を含む施設であるものの,1階には検察庁支部が入居する法務総合庁舎であることから,可能な範囲で開放的かつ明るい施設を目指し,階段室に大開口を計画しました。
当初の計画では,階段室の北側と東側の2面をガラス張りの大開口として図面を描きましたが,BIMで作成した3次元モデルで建物概要を説明した結果,「窓の清掃が大変だ!」という意見があったことから,結果,北側1面のみの開口としました。
しかしながら,開口を北側のみに絞ったことで,柔らかい北側採光だけが階段室とエントランスに差し込むようになり,よりよい雰囲気になったのではないかと思います。