CONTENTS
《特集記事》
- 「平成30年版再犯防止推進白書」を創刊!!
- 法務史料展示室・メッセージギャラリーにおける明治150年関連施策を振り返って
- 「第68回“社会を明るくする運動”」作文コンテスト入賞作品について
- 全国中学生人権作文コンテストの入賞作品について
- 平成30年版犯罪白書について
- 第20回法整備支援連絡会を開催しました
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みなさん,こんにちは。今回は,11月23日から25日までの3日間,旧奈良監獄で開催された,「奈良赤レンガFESTIVAL」の様子について,法務省矯正局総務課広報係の担当者とともに取材してきました。
こちらこそよろしくお願いします。
今回のイベントはどんなイベントなんですか?
国の重要文化財に指定されている旧奈良監獄は,今後,史料館などに生まれ変わる予定です。
これから,本格的な耐震改修工事を行うことから,明治期の姿を見る最後の機会として,施設の見学会を含めたイベントを行うこととしました。
なるほど~。
正面の受付に見慣れない幕が掲げられていますね。
(受付の様子)
これは,「明治150年」の横断幕です。
旧奈良監獄は,明治期に建設された建物であるため,旧奈良監獄を保存・活用する事業は,政府における「明治150年」関連施策に位置づけられており,本年がちょうど明治改元から150年に当たることから,このイベントも「明治150年」記念事業として行っています。
それでは中に入りましょう。
はい!
って,入口からすごい列じゃないですか!
(正門の様子)
おかげさまで,大変多くの方にお越しいただいています!
ではどうぞ。
中庭もすごい人ですね!
あれが庁舎ですか? 刑務所とは思えない綺麗な建物ですね!
(庁舎の様子)
そうなんですね。
早く中も見てみたいです。
どんなイベントがあるんですか。
順に御案内します。
まず,庁舎正面玄関から入るとそのまま,建物の見学会になります。
最初に,監獄・矯正に関する史料展示スペースがあり,その後,旧奈良監獄のメインスポットともいえる中央看守所を通ります。
(展示スペースの様子)
おお~,歴史を感じさせる展示物が並んでますね~。
そして,展示スペースを抜けると・・・
(中央看守所の様子①)
ここが中央看守所ですか!
廊下が一望できますね!
中央の監視台から,各寮の舎房が一望できる造りになっています。
ちなみに誰もいない状態だとこんな風に見えるんですよ。
(中央看守所の様子②)
各寮の1階部分では,見学コースのほか,それぞれブースを設けています。
まず,2寮の1階では,「刑務所作業製品展示即売会」を。
(刑務所作業製品販売の様子①)
(刑務所作業製品販売の様子②)
さすが,お目が高い。
続いて,4寮1階とその先の工場棟では,奈良県の特産品を販売する,「ならマルシェ」。
(ならマルシェの様子①)
(ならマルシェの様子②)
この後,せんとくんも来てくれるようですよ。
その他,色々なお店に出店してもらっています。
また,近隣の奈良少年院や奈良少年鑑別所も展示ブースを用意しています。
(奈良少年院「教育」作品展示コーナーの様子①)
(奈良少年院「教育」作品展示コーナーの様子②)
(性格判断コーナーの様子)
初日の今日は,限定イベントとして,吉本興業所属芸人によるお笑いステージ「旧奈良監獄で笑い納め!? よしもと監獄ライブ」を開催します。
ちょっと体育館に行ってみましょう。
(よしもと監獄ライブの様子)
先着整理券はすぐになくなってしまったそうです。
(ゆりやんレトリィバァさん)
(おかずクラブさん)
(旧奈良監獄○×クイズ大会の様子)
「最後に歴史を振り返ろう 旧奈良監獄○×クイズ」ですね。
旧奈良監獄にちなんだ○×クイズを出題して,最後に残った10名にプレゼントを渡す企画のようです。
「「明治五大監獄」は,奈良監獄,千葉監獄,長崎監獄,金沢監獄,と「神戸監獄」である。」ですか?
答えは,×じゃないでしょうか。
正解が発表されますね・・・
正解は「×」。
さすがです。残る1つは,「鹿児島監獄」ですね。
では,お笑いステージも終わりましたので戻りましょうか。
旧奈良監獄内には,見どころがいっぱいありますので,是非見ていってください。
(1寮1階の様子)
(中央看守所1階から上を見た様子)
(渡り廊下,アーチが綺麗です。)
(敷地内には,奈良奉行所時代の牢屋もありました。)
(奈良少年刑務所のマスコットキャラクター
なしかんくんにも会いました!)
貴重な体験ができました。
また,大変多くの人が来場していて驚きました。
旧奈良監獄は,これから耐震改修工事を経て,法務省の広報施設として生まれ変わります。今回のイベントは,皆さんに旧奈良監獄の存在を知ってもらうということも大きな目的の1つとなっています。
しばらく,旧奈良監獄の中を見てもらうことはできなくなりますが,完成したら,是非,また取材に来てください。