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東京西法務少年支援センター(もくせいの杜心理相談室)


東京西法務少年支援センター
 東京西法務少年支援センターは、少年鑑別所法第131条に基づき、児童福祉機関、学校・教育機関などの青少年の健全育成に携わる関係機関・団体と連携を図りながら、地域における非行及び犯罪の防止に関する活動や健全育成に関する活動などに取り組んでいます。

 当センターは、平成31年4月に八王子市(旧八王子少年鑑別所)から昭島市に移転しました。移転後も、東京都内の市町村部(23区及び島しょ部以外)を担当し、地域の皆様や関係機関の皆様の御相談により積極的に応じていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

東京西法務少年支援センターの支援


法務少年支援センターのシンボルマーク

 当センターでは、一般の方や関係機関の方々からの依頼に応じて、
 ○能力・性格の調査
 ○問題行動の分析や指導方法の提案
 ○こどもや保護者に対する心理相談
 ○事例検討会等への参加
 ○研修・講演
 ○法教育授業等
 ○地域の関係機関等が主催する協議会への参画
 ○成人に対する心理相談、問題行動の分析
 などの支援を心理学等の専門家が行っています。
 各種支援の詳しい説明については、パンフレットを御覧ください。

東京西法務少年支援センターパンフレット【PDF】
法務少年支援センター地域援助パンフレット(一般の方向け) 【PDF】
法務少年支援センター地域援助パンフレット(関係機関の方向け) 【PDF】
マスコットキャラクターのモーリーです。
 
   
*相談室玄関*      *個別検査場面(イメージ)*    *事例検討会の様子*       *心理相談室*

◆個別相談

 非行や犯罪、それに関連する問題行動がある方について、御本人や御家族の方、学校の先生、こども・若者の支援等に当たっておられる方などからの相談に応じています。未成年に限らず、成人の方の相談もお受けします。

(御相談の例)
○家の金銭の持ち出しや盗みをしている
○よくない友達と交際し、なかなか家に帰ってこない
○友達や家族などに暴力を振るう
○性的な問題行動がある
 
相談専用電話番号 042-500-5295(まず電話受付でお話を伺い、その後、日時を決めて来談していただくことを原則としています。)
受付時間 平日の午前9時~同11時30分まで、午後1時~同4時30分まで

※感染防止対策として、定期的な換気、室内及び設備の消毒を実施しています。
 感染症の流行状況によっては、相談の際、マスクの着用、手指消毒及び検温に御協力をお願いする場合があります。

◆ 講演・研修会等

 関係機関や一般市民の方を対象に、非行や犯罪に関する研修・講演、法教育などの出前授業を行ったり、関係機関が主催する協議会に参加したりしています。

(例)
○学校の先生を対象に、問題行動の理解と適切な対応について職員研修を行う。
○一般市民の方を対象に、育てにくいこどもへの関わり方について講演を行う。
○中学校の生徒を対象に、法律やルールについて授業を行う。
○要保護児童対策地域協議会に出席し、非行・犯罪の専門家として助言をする。
 
講演等受付電話番号 042-500-5299
受付時間 平日午前9時~正午まで、午後1時~同5時まで

◆ 所在地案内


東京西法務少年支援センターの所在地案内

(1)住所  
 〒196-0035東京都昭島市もくせいの杜2-1-1

(2)電話番号  
 042-500-5271(代表)  
 042-500-5295(相談専用電話)  
 なお、講演等のお申し込みの場合は、042-500-5299にお電話ください。

(3)アクセス  
 JR青梅線「東中神」駅下車 徒歩20分程度
  駐車場あり。当センター利用者のみ駐車できます。

 東中神駅からの案内図はこちら

◆ 「もくせいの杜心理相談室」のトピックス

 最近の「もくせいの杜心理相談室」の活動の一部を御紹介します。
 日々の相談活動の他に、以下のような活動をしています。

■ 関係機関との協議会・研修会
 毎年、地域の関係機関にお声掛けをし、協議会兼研修会を実施しています。この協議会兼研修会は、地域社会の実情、関係機関等のニーズ、当センターへの期待や役割等を把握することにより、近隣の関係機関等との連携を強化することを目的としています。令和5年度は、9月に「いじめをめぐる心理的支援」をテーマとして、東京都のシニアスクールカウンセラーの先生に御講義を頂き、当所所在市の教育委員会、最寄りの児童相談所の方々と意見交換を行いました。
 本年2月には、関係機関の方々と共に、対人援助場面での危機対応について学び、情報交換をしていく予定です。

■ 定時制・通信制等合同学校相談会において特設ブース開設・ミニ講演実施 
 近隣の複数の自治体の子ども・若者支援事業に参画し、定期的な会議や不定期のイベントに参加しています。
 その一環として、毎年立川市主催により実施される定時制・通信制等合同学校相談会に出向いています。令和5年度は6月と10月に実施されました。2回とも、特設ブースを開き、参加する保護者や生徒、教育機関職員等とお話しする機会を頂きました。
 この相談会は、多様化する高校教育の動向に触れ、そこで学ぼうとする生徒さんや指導に当たられる先生方、保護者の皆さまの御苦労と喜びをリアルに感じるイベントとなりました。
*6月の特設ブース・ミニ講演の様子*


■ Web会議システムを使用した研修・講義等の実施
 地域援助の一つの方法として、オンラインによる研修・講義、事例検討会等を実施しています。個別の御相談に関しては、通信環境等を踏まえ、可能かどうかを個別に検討させていただいています。
   オンラインでのカンファレンスの様子です。
*オンラインで事例検討会参加*


■ 中・高校生に対する出前授業(ネットリテラシー、法教育など)の実施 
 インターネット上でのトラブル等が増加傾向にある昨今、ソーシャルネットワーキングサービスの使用などで、犯罪やトラブルに巻き込まれないための知識を、非行に関する法教育的な要素も含めてお話ししています。
    
      
  
*教材としたスライドの一例*



■ 教員等に対する研修、教員等とのケース検討の実施
 当所所在市の教育委員会主催で行われる研修会をはじめ、近隣自治体所在の学校等が主催する研修会等にお伺いし、問題行動のある青少年に対する見立ての仕方、それに基づく対応や支援等についてお話ししています。教育に限らず他の様々な対人援助の領域に、私たち法務少年支援センター職員の経験や知識がお役に立てればと考えています。
 また、具体的なケースに即して事例検討を行い、私たちなりの見立てや対応方針をお伝えし、参考にしていただくことも行っています。
 こうした活動が、児童・生徒等の言動の背景にある様々な事柄について、色々な視点から思いを巡らす場になればと考えています。
 
     
*研修会の様子*


〇令和5年度の主な出前授業・職員研修・講演
令和5年度の主な出前授業・職員研修・講演について例示しています。

 

◆ インターンシップ、実習等の受入れ

■ 法務省人間科学系インターンシップの実施
 当所では、大学生及び大学院生に対し、少年鑑別所の実際の業務に即した実習等を実施することで、矯正行政に対する理解を深めていただくことを目的としてインターンシップを行っています。
 令和5年度の夏季分は7月に、春季分は1月に、それぞれ3日間の日程で実施しました。所内見学のほか、少年鑑別所の業務内容に関する講義や集団方式の心理検査の受検、模擬面接などを行い、臨場感のある体験をしていただきました。また、お隣りにある東日本少年矯正医療・教育センターの見学も行いました。終了後のインターン生の感想を見ると、模擬面接体験や判定会議が最も印象に残ったようでした。
 本インターンシップに係る詳細は、法務省HPを御確認ください。
 ♦法務省HP(インターンシップ情報)へのリンク
インターンシップの様子です。
*令和5年度春季インターンシップ まずは少年矯正行政の動向から*

■ 公認心理師養成に係る実習の実施
 近隣大学・大学院の依頼により、公認心理師受験を目指す大学院生や大学生に対し、施設見学に加えて、講義や心理検査の体験・解釈演習等を行っています。令和5年度は、当所を会場として、講義のほか、架空事例を使った鑑別方針の設定と判定会議の模擬体験などを実施しました。
 参加した方からは、「少年鑑別所の業務に対する理解を深めることができた」、「法務技官(心理)の魅力に触れることができた」等、前向きな感想を頂きました。
 地域社会に根差した司法・犯罪領域の心理の専門機関として、今後も公認心理師の養成に寄与していきます。                                                                               
公認心理師実習の様子です。
*実習風景「司法・犯罪領域、そこが聞きたい!」*