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バーレーン

バーレーンでは、「アル・アシュタル旅団」(AAB)(注78)が、2014年3月、首都マナーマで爆弾テロを実行したことを契機に、テロ組織に対する取締りが強化された。しかし、AABはその後もテロを散発的に実行しており、2017年1月、マナーマでの警察官襲撃で犯行声明を発出した。

このほか、バーレーン治安当局は、2020年9月、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の支援を受けた「ガーセム・ソレイマニ旅団」なる組織が、同年1月に米国のドローン攻撃によりIRGCのソレイマニ司令官が死亡したことへの報復として計画していた複数の公共施設及び治安機関へのテロを阻止したと発表した。さらに、バーレーンの高等裁判所は、同年11月、IRGCの指示による新たなテロ組織の設立等に関与したとして51人に有罪判決を下した。

また、バーレーン及びアラブ首長国連邦が、2020年9月、米国の仲介でイスラエルとの国交正常化に合意した際には、「アルカイダ」が米国及びイスラエル権益への攻撃を呼び掛けた。

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