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ブルキナファソ

ブルキナファソでは、2015年から、「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」(AQIM)の傘下組織等によるテロが発生している。2016年1月には、首都ワガドゥグで、欧米人が多く利用するホテルに対する襲撃事件が発生し、AQIM関連組織の一つである「アル・ムラービトゥーン」(注12)が犯行を主張した。2017年、サヘル地域を拠点とするAQIM傘下組織等が「イスラム・ムスリムの支援団」(JNIM)(注13)を設立し、2018年3月、ワガドゥグの軍本部及びフランス大使館を標的とするテロを実行した。

ニジェール及びベナンとの国境付近に広がる東部森林保護区では、JNIMが、2021年4月、密漁対策を行うブルキナファソ軍兵士と森林局のレンジャーのほか、欧州出身者で編成された報道関係者の集団を襲撃し、3人が死亡した。

このほか、北部では、2016年末から「アンサールル・イスラム」によるテロも発生している。同組織は、フルベ族出身のマラム・イブラヒム・ディコが設立し、AQIM関連組織「マシナ旅団」(FLM)(注14)と関係を有している。同人は2017年5月に死亡し、弟のジャファル・ディコが後を継いだとされる(注15)

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