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タンザニア

タンザニアでは、1998年8月、「アルカイダ」が、最大都市の東部・ダルエスサラームで、在タンザニア米国大使館に対する自爆テロを実行した。同組織は、同時に、ケニア首都ナイロビの在ケニア米国大使館に対しても自爆テロを実行しており、両事件合わせて229人が死亡、邦人1人を含む5,000人以上が負傷した。

2012年以降は、インド洋上の離島ザンジバル、北東部・アルーシャ州等において、爆発、襲撃事件等が発生している。また、ソマリアの「アルカイダ」関連組織「アル・シャバーブ」に関連する逮捕事案も発生しており、2013年10月には、南東部・ムトワラ州で運営されていた訓練キャンプにおいて、同組織関係者10人以上が逮捕された。隣国モザンビーク北部・カーボ・デルガード州で、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)関連組織「中央アフリカ州」(注31)が勢力を拡大する中、2020年10月、タンザニア南東部・ムトワラ州の同国軍施設に対する襲撃事件に関し、同国では初となる「中央アフリカ州」名の犯行声明が発出された。2021年8月には、ダルエスサラームで、ISILのプロパガンダの影響を受けた人物による警察官等銃撃事件が発生した。

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