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「令和4年版人権教育・啓発白書」が刊行されました!

 本年6月30日、「令和4年版人権教育・啓発白書」が刊行されています。その内容は法務省ホームページ(https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00249.html)において公開しています。皆様、御覧いただけましたでしょうか。
  
  この白書は、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」(平成12年法律第147号)に基づき、毎年、政府が講じた人権教育・啓発に関する施策について国会に提出している年次報告を国民の皆様向けに刊行しているもので、「女性」、「子ども」、「障害のある人」、「インターネットによる人権侵害」など様々な人権課題に対する取組について幅広くご紹介しています。
  本年度は、特集として、「第40回全国中学生人権作文コンテスト」を取り上げるとともに、トピックスという形で、近時、国内外で注目されている「ビジネスと人権」に関する取組などの現代的課題についても幅広く掲載しています。
  
  そして、この白書では、「ヘイトスピーチ」に対する取組もご紹介しています。
  例えば、令和3年がヘイトスピーチ解消法の施行から5年が経過する年であったことから、「ヘイトスピーチ、許さない。」をメインコピーとするポスターデザインや、ヘイトスピーチについての法務省ホームページのリニューアルを行ったことをご紹介しています。また、京都地方法務局において実施したスポーツイベントと連携した活動の様子を写真付きで紹介するなど、法務省の人権擁護機関がヘイトスピーチに対して取り組んでいる啓発活動についてご理解を深めていただける内容になっていると思いますので、ぜひご覧ください。

 なお、この白書の概要版として、啓発冊子「人権の擁護」を作成し、法務省ホームページで公開しています(https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken25.html)。

  私たちは、様々な人権問題について、「『誰か』のことじゃない。」というテーマで、他人事ではなく、自分のこととして考えようと呼びかける人権啓発活動に取り組んでいます。ヘイトスピーチも、一人一人が、自分のこととして考え、ヘイトスピーチを許さないという意識を持ち続けることが、解消につながると考えています。この白書をきっかけに、お互いの人権を尊重し合う社会の実現への一歩を踏み出してみませんか?


  令和4年版人権教育・啓発白書