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ヘイトスピーチ解消法施行7年

 「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」、いわゆるヘイトスピーチ解消法が施行されて7年が経過しました。

 近時、ヘイトスピーチは、街頭デモなどの示威行動からインターネットにその舞台を移しつつあり、インターネットを含めると依然として多くのヘイトスピーチが行われています。

 また、選挙運動・政治活動に名を借りたヘイトスピーチが行われているとの指摘も寄せられています。ヘイトスピーチをなくすためには、ヘイトスピーチが許されるものではないという意識が、広く深く社会に浸透することが重要です。

 こうした認識の下、法務省の人権擁護機関では、法施行7年を契機として、ヘイトスピーチの解消に向けた啓発活動を集中的に実施しています。以下に、今年度の主な取組を御紹介します。

1 ポスタージャック(集中掲示)の実施
  「ヘイトスピーチ、許さない。」のポスターを霞が関にある法務省の敷地内掲示板に集中的に掲示するとともに、その様子をSNSで発信しました。
 

2 インターネットバナー広告の実施
  ヘイトスピーチ解消法の施行日に合わせ、インターネットバナー広告を実施しています。本年度は、より多くの方々に関心をもってもらえるようなバナーデザインとしました。

   

3 啓発冊子の改訂
  ヘイトスピーチに係る啓発冊子(マンガ)についても、改訂を行いました。全国の法務局でも配布しています。
  
 これらに加えて、全国の法務局等で、スポーツイベント等とタイアップした取組などの様々な人権啓発活動を展開するとともに、人権擁護局公式SNS等でも、様々な情報を発信していく予定です。
 私たち一人一人が「ヘイトスピーチ、許さない。」という思いを持ち、お互いの人権を尊重し合う社会を共につくっていきましょう。