検索

検索

×閉じる

「令和5年版人権教育・啓発白書」が刊行されました!

 本年6月30日に刊行された「令和5年版人権教育・啓発白書」を法務省ホームページ(https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00265.html)に公開しました。皆様、御覧いただけましたでしょうか。

  この白書は、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」(平成12年法律第147号)に基づき、毎年、政府が講じた人権教育・啓発に関する施策について国会に提出している年次報告を国民の皆様向けに刊行しているものです。「女性」、「こども」、「障害のある人」、「外国人」、「インターネット上の人権侵害」など様々な人権課題に対する取組について幅広く紹介しています。
  本年度は、特集として、おおむね5年に1度実施される「人権擁護に関する世論調査」の結果を取り上げるとともに、トピックスという形で、「保護者の信仰に起因したこどもの悩みの解決に向けた取組」などの現代的課題についても掲載しています。

  また、白書では、「ヘイトスピーチ」に対する取組も紹介しています。
  例えば、令和4年度の新たな取組として、法務省ホームページ(https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.html)の見直し、インターネット広告の拡充、インターネット上のヘイトスピーチに焦点を当てた新たな啓発動画の制作などに取り組んだことを掲載しています。また、水戸地方法務局において実施したスポーツイベントと連携した人権啓発活動の様子を写真付きで紹介するほか、啓発動画へアクセスできる二次元バーコードを掲載するなど、法務省の人権擁護機関がヘイトスピーチに対して取り組んでいる啓発活動について理解を深めていただける内容になっていると思いますので、ぜひ御覧ください。

 なお、白書の概要版として、今年も啓発冊子「人権の擁護」を作成し、法務省ホームページで公開する予定です。公開次第、お知らせします。

  私たちは、様々な人権問題について、「『誰か』のこと じゃない。」というテーマで、他人事ではなく、自分のこととして考えようと呼びかける人権啓発活動に取り組んでいます。ヘイトスピーチについても、一人一人が、自分自身のこととして考え、「ヘイトスピーチを許さない」という意識を持ち続けることが、ヘイトスピーチのない社会の実現につながると考えています。この白書をきっかけに、多様性が尊重され、全ての人々がお互いの人権や尊厳を大切にし、生き生きとした人生を享受できる共生社会の実現を目指して、第一歩を踏み出してみましょう!

令和5年版人権教育・啓発白書                                          白書の中のヘイトスピーチのページ