CONTENTS

「京都コングレス便り」~京都コングレス・ユースフォーラムについて~

前号では「京都コングレス」(2020年4月20日(月)から27日(月)まで開催)についてお知らせしましたが,本号では「京都コングレス・ユースフォーラム」(以下,ユースフォーラムといいます。)を紹介するため,ユースフォーラムの準備を担当している官房国際課の若手職員にインタビューを行いました。

Q.
ユースフォーラムとは何ですか。
A.
ユースフォーラムは,世界の若者たちが,京都コングレスの議題に関連したテーマについて議論を行うものです。
Q.
ユースフォーラムはいつ開催されるのですか。
A.
京都コングレス開催の前週の4月13日(月)から15日(水)までの3日間,京都コングレスと同じ会場である国立京都国際会館で開催します。
Q.
どのような方々がユースフォーラムに参加するのですか。
A.
世界の大学生・高校生などの若者たちが参加します。様々な価値観やバックグラウンドを持つ世界の若者が参加し,自分たちが暮らす社会の在り方について,刑事司法の観点から議論することによって,将来に繋がるパートナーシップを作ることが期待されます。
Q.
議論は英語でするのですか。参加者の募集状況はいかがですか。
A.
議論は英語で行います。参加者の募集については,日本人の学生・生徒の方から大変多くのご応募をいただき,日本人参加者については申込みを締め切らせていただきました。留学生については引き続き参加申込みを募集しております。
Q.
ユースフォーラムではどのようなテーマが取り上げられるのですか。
A.
コングレス本番のテーマや議題に合わせたテーマが取り上げられます。全体テーマを「安全・安心な社会の実現へ~SDGsの達成に向けた私たちの取組~」とし,個別テーマは,①青少年犯罪の予防・罪を犯した青少年の社会復帰における若者の役割,②法遵守の文化を醸成するための教育,③安全なネット社会に向けた若者の責任の3つです。
Q.
かなり難しいテーマですね。
A.
一見難しそうに見えますが,①については,少年非行の問題に同世代としてどのように向き合い,対処していくか,②については,日本では当たり前と思われている,法やルールを守ることが当然ではない国々において,法を守る意識をどのように育むのか,③については,ネットでの何気ない世論で期せずして若者が被害者にも加害者にもなりうる現代において,若者がネット社会とどのように向き合うべきかなど,参加者一人一人が日々の生活の中で考え,実践するのに役立つと考えております。
Q.
成果として何か取りまとめるのですか。
A.
ユースフォーラムでの議論の結果は勧告として取りまとめられます。そして,その勧告をユースフォーラム参加者の代表から京都コングレス本番で発表していただく予定です。
Q.
それはユースの方々にとってもモチベーションになりますね。最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。
A.
ユースフォーラムの準備に当たっては,大学や高校の関係者の皆様と何度も打合せをさせていただいておりますが,そういった方々の熱意のおかげで準備も順調に進んでおります。

先日9月8日に開催されましたユースフォーラムに関するシンポジウムには,多くの学生・生徒の参加もあり,500名を超える方々の参加がありました。本当にありがとうございました。参加された皆様の熱気に触れ,更にパワーをいただきました。ユースフォーラムの成功に向け,ますます準備を加速していきたいと思っております。今後も京都コングレス専用HP(http://www.moj.go.jp/KYOTOCONGRESS2020/)で様々なお知らせをしていきますので,是非注目してください!

国立京都国際会館

第1回京都コングレスシンポジウムの様子

国際会館内(Room A)

パネルディスカッションでの質疑応答

京都コングレスロゴマーク

京都コングレスロゴマーク

京都コングレス・ユースフォーラムロゴマーク

京都コングレス・ユースフォーラムロゴマーク