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お答えします
~外国法事務弁護士について~

Q1:
外国法事務弁護士とは何ですか?
A1:

例えば,外国に進出する日本企業が現地国の法制度についてのアドバイスを求めることがありますが,我が国でこうした法律事務を行うことができるのは,弁護士のみとされています。外国法事務弁護士とは,この例外として,我が国において外国法に関する一定の法律事務を取り扱うことができる資格です。

Q2:
外国法事務弁護士になるための条件は何ですか?
A2:

外国法事務弁護士となるためには,①外国で法律事務を行うことを職務とし,日本の弁護士に相当する資格を有すること,②一定の職務経験を有すること等の要件を満たし,その上で外国法事務弁護士となる資格について法務大臣の承認を受け,日本弁護士連合会に備える名簿への登録を受ける必要があります。

Q3:
外国法事務弁護士は何人いるのですか?
A3:

令和元年8月1日現在,外国法事務弁護士として424人が登録を受けています。資格取得国別では,アメリカ合衆国221人(州ごとに資格が異なるため,いずれかの州の資格を有する者の合計),連合王国75人,中国45人,他83人です。