第66回“社会を明るくする運動”中央行事「立ち直りフェスティバル」(平成28年7月1日・2日)

二日目の鉄拳トークショーの様子(左後方から西島永悟さん(MC)・畝本直美保護局長・鉄拳さん・更生ペンギンのホゴちゃん・木ノ島希久子千代田区保護司会長・篠原勝一中央区保護司会長・ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」)
法務省が主唱する“社会を明るくする運動”の強調月間の初日であり,「更生保護の日」である7月1日(金)から,翌日の2日(土)にかけて,東京・千代田区有楽町駅前広場において,第66回“社会を明るくする運動”中央行事「立ち直りフェスティバル」が行われました。
当日の様子は,法務省You Tubeチャンネルに掲載しています。
一日目(You Tube のサイトが開きます。)
二日目(You Tube のサイトが開きます。)
“社会を明るくする運動”とは
すべての国民が,犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め,それぞれの立場において,力を合わせ,犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動です。
本イベントは,犯罪や非行の防止と,罪を犯した人たちの立ち直りについて,考えを深めていただくきっかけとなるよう開催されたものです。
本イベントは,犯罪や非行の防止と,罪を犯した人たちの立ち直りについて,考えを深めていただくきっかけとなるよう開催されたものです。
「立ち直りフェスティバル」一日目
<オープニングセレモニー>
オープニングを飾ったのは,更生保護のマスコットキャラクター「更生ペンギンのホゴちゃん」です。更生ペンギンのホゴちゃんが,“社会を明るくする運動”五つの誓いを発表し,犯罪や非行のない明るい社会をつくることを誓い,本イベントは盛大に幕を開けました。

更生ペンギンのホゴちゃん(“社会を明るくする運動”五つの誓いはYouTube法務省チャンネルで御覧いただけます(YouTubeのサイトが開きます。)。)
続いて,盛山正仁法務副大臣が挨拶し,犯罪や非行からの立ち直りには,地域の中で適切な「仕事」や「居場所」などの生活基盤を確保することが大切であること,そして,何よりも,犯罪や非行をした人を社会の中で孤立させるのではなく,社会の一員として温かく受け入れることが必要であることを述べ,国民の皆様の一層の理解と協力を呼び掛けました。

本運動への一層の理解と協力を呼び掛ける盛山法務副大臣
続いて,本運動フラッグアーティスト(旗振り役)である谷村新司さんによるトークショーが行われました。谷村新司さんが本運動のために作詞・作曲された楽曲「咲き誇る花のように」を,京都府更生保護女性連盟合唱団「フェニックス」が披露した後,谷村新司さん御本人が登場し,楽曲に込めた思いを語っていただきました。

「咲き誇る花のように」(作詞・作曲:谷村新司)の合唱(法務省のマスコットキャラクターたちも応援(左から人KENあゆみちゃん・人KENまもる君・更生ペンギンのホゴちゃん・ホウリス君)
また,谷村さんは,昨年,京都の更生保護施設を訪問した際のエピソードも披露され,最初はぽつりぽつりとしか会話のできなかった寮生が,更生への決意を,一生懸命に語ったことに胸を熱くしたことや,寮生と食卓を囲み,更生保護女性会の方が用意したおふくろの味をいただくうちに,寮生らの心がほぐれてきたこと等を語られました。トークショーの最後には,更生保護施設で寮生と合唱した「いい日旅立ち」(作詞・作曲:谷村新司)を会場全体で合唱し,有楽町駅前広場が大勢の参加者の歌声で満たされました。

更生保護施設を訪問した際の心温まるエピソードを披露される谷村新司さん

会場全体で「いい日旅立ち」を合唱
トークショー終了後は,谷村さんを中心に,道行く方々に本運動の広報資材を配布し,運動への理解と協力を呼び掛けました。

来場者に広報資材を配布する谷村新司さん(左)と盛山法務副大臣(右)

更生ペンギンのホゴちゃん(“社会を明るくする運動”五つの誓いはYouTube法務省チャンネルで御覧いただけます(YouTubeのサイトが開きます。)。)
続いて,盛山正仁法務副大臣が挨拶し,犯罪や非行からの立ち直りには,地域の中で適切な「仕事」や「居場所」などの生活基盤を確保することが大切であること,そして,何よりも,犯罪や非行をした人を社会の中で孤立させるのではなく,社会の一員として温かく受け入れることが必要であることを述べ,国民の皆様の一層の理解と協力を呼び掛けました。

本運動への一層の理解と協力を呼び掛ける盛山法務副大臣
続いて,本運動フラッグアーティスト(旗振り役)である谷村新司さんによるトークショーが行われました。谷村新司さんが本運動のために作詞・作曲された楽曲「咲き誇る花のように」を,京都府更生保護女性連盟合唱団「フェニックス」が披露した後,谷村新司さん御本人が登場し,楽曲に込めた思いを語っていただきました。

「咲き誇る花のように」(作詞・作曲:谷村新司)の合唱(法務省のマスコットキャラクターたちも応援(左から人KENあゆみちゃん・人KENまもる君・更生ペンギンのホゴちゃん・ホウリス君)
また,谷村さんは,昨年,京都の更生保護施設を訪問した際のエピソードも披露され,最初はぽつりぽつりとしか会話のできなかった寮生が,更生への決意を,一生懸命に語ったことに胸を熱くしたことや,寮生と食卓を囲み,更生保護女性会の方が用意したおふくろの味をいただくうちに,寮生らの心がほぐれてきたこと等を語られました。トークショーの最後には,更生保護施設で寮生と合唱した「いい日旅立ち」(作詞・作曲:谷村新司)を会場全体で合唱し,有楽町駅前広場が大勢の参加者の歌声で満たされました。

更生保護施設を訪問した際の心温まるエピソードを披露される谷村新司さん

会場全体で「いい日旅立ち」を合唱
トークショー終了後は,谷村さんを中心に,道行く方々に本運動の広報資材を配布し,運動への理解と協力を呼び掛けました。

来場者に広報資材を配布する谷村新司さん(左)と盛山法務副大臣(右)
<トーク&ライブイベント『絆(きずな)~どん底の中で見つけたヒカリ~』>
続いて,自身の犯罪・非行からの立ち直りの経験を伝えながら,全国でライブ活動を展開している杉山裕太郎さんによるトーク&ライブイベントが行われました。杉山さんが,自身が非行に陥ってから,父親の愛情に支えられて立ち直るまでの経験を語り,来場者と共に立ち直りについて考えることができました。

有楽町駅前に杉山裕太郎さんの歌声が響き渡る

有楽町駅前に杉山裕太郎さんの歌声が響き渡る
「立ち直りフェスティバル」二日目
立ち直りフェスティバル二日目は,警視庁音楽隊のミニコンサートにより華々しく開幕しました。
最高気温が31.8度を記録する中,特製のホゴちゃんカップに入れた,かき氷には,大勢の方が列を成していました。かき氷を作って配布してくださったのは,千代田区と中央区の保護司や更生保護女性会の皆さんです。

特製のホゴちゃんカップでかき氷を無料提供
その他にも,茨城県ひたちなか市や北海道沼田町にある就業支援センターで,更生に取り組む人たちが育てた野菜の販売や,刑務所作業製品の展示即売会のブースが常時設置され,多くの方々で賑わいました。また,「ホゴちゃんのおえかきコーナー」では,ホゴちゃんの似顔絵を描いた子どもたちに対し,記念としてホゴちゃんグッズがプレゼントされました。これらのブースでも,千代田区・中央区の保護司や更生保護女性会の皆さんが手伝ってくださいました。

就業支援センターで,更生に取り組む人たちが育てた野菜を販売

刑務所作業製品の販売

ホゴちゃんのおえかきを楽しむ子どもたち
最高気温が31.8度を記録する中,特製のホゴちゃんカップに入れた,かき氷には,大勢の方が列を成していました。かき氷を作って配布してくださったのは,千代田区と中央区の保護司や更生保護女性会の皆さんです。


特製のホゴちゃんカップでかき氷を無料提供
その他にも,茨城県ひたちなか市や北海道沼田町にある就業支援センターで,更生に取り組む人たちが育てた野菜の販売や,刑務所作業製品の展示即売会のブースが常時設置され,多くの方々で賑わいました。また,「ホゴちゃんのおえかきコーナー」では,ホゴちゃんの似顔絵を描いた子どもたちに対し,記念としてホゴちゃんグッズがプレゼントされました。これらのブースでも,千代田区・中央区の保護司や更生保護女性会の皆さんが手伝ってくださいました。

就業支援センターで,更生に取り組む人たちが育てた野菜を販売

刑務所作業製品の販売

ホゴちゃんのおえかきを楽しむ子どもたち
<鉄拳トークショー&パラパラマンガ上映>
ステージには,本運動のためにパラパラマンガを制作した鉄拳さんが登場し,パラパラマンガの上映とトークショーを行いました。更生保護制度や保護司等の民間ボランティアの活動を知り,自分のできることで協力をしたいとの思いから,パラパラマンガの制作に至ったことや,本作品が多くの方々にとって,本運動を知るきっかけになってほしいこと等,本作品に込めた思いが語られました。

本作品に込めた思いを語る鉄拳さん(右)(左はMCの西島永悟さん)
また,ステージに保護司が登場し,保護司が厚い思いと人を信じる気持ちで犯罪や非行からの立ち直り支援に取り組んでいることなどが語られ,鉄拳さんや来場者の方々は,熱心に耳を傾けていました。

「ホゴちゃんのおえかきコーナー」に参加したお子さんが描いた作品を,鉄拳さんが講評するひとコマ
※鉄拳さんのパラパラマンガはYouTube「法務省チャンネル」で御覧いただけます(YouTubeのサイトが開きます。)。

本作品に込めた思いを語る鉄拳さん(右)(左はMCの西島永悟さん)
また,ステージに保護司が登場し,保護司が厚い思いと人を信じる気持ちで犯罪や非行からの立ち直り支援に取り組んでいることなどが語られ,鉄拳さんや来場者の方々は,熱心に耳を傾けていました。

「ホゴちゃんのおえかきコーナー」に参加したお子さんが描いた作品を,鉄拳さんが講評するひとコマ
※鉄拳さんのパラパラマンガはYouTube「法務省チャンネル」で御覧いただけます(YouTubeのサイトが開きます。)。
<Pepperの“社会を明るくする運動” with よしもとロボット研究所>
続いて,ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」が登場し,鉄拳さんと楽しいトークを繰り広げるとともに,「社会を明るくするギャグ」を披露して,客席だけでなく道行く方々の笑いを誘っていました。Pepperは,本年4月から都内の更生保護施設に置かれ,寮生とのコミュニケーションを通して,寮の雰囲気を明るくしています。
<ダルク(薬物依存症者の回復施設)によるエイサーライブ>
二日間に渡るイベントのフィナーレとして,ダルクによる,沖縄伝統芸能「エイサー」のライブが行われました。ダルクでは,薬物からの回復プログラムの一環として「エイサー」に取り組んでいます。演舞の合間には薬物依存からの回復に向けたミーティング等,ダルクの活動紹介や,出演者それぞれの立ち直り体験等が語られました。ダルクの皆さんは,猛暑の中,汗だくになりながらも,全力で熱のこもった演舞を披露してくださいました。会場中に,琉球太鼓の音が力強く響きわたり,感動的なフィナーレとなりました。

ダルクによる力強いエイサーライブ

ダルクによる力強いエイサーライブ
最後に
本イベントは,人通りの多く,にぎやかな駅前広場で行ったため,大変多くの方々に足を止めていただくことができました。参加された皆様にとって,犯罪や非行の防止と,罪を犯した人たちの立ち直りについて,考えるきっかけとなれば幸いです。
“社会を明るくする運動”は,今後も,全国各地で様々な行事の開催が予定されています。皆様も,是非,お近くで行われる本運動の行事等への参加を通して,本運動に協力してみませんか。
“社会を明るくする運動”は,今後も,全国各地で様々な行事の開催が予定されています。皆様も,是非,お近くで行われる本運動の行事等への参加を通して,本運動に協力してみませんか。