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刑事施設の被収容者の不服審査に関する調査検討会（第１９４回）議事要旨

１	日時 　平成２７年７月９日（木）１５：００

 

２

審査件数

 

３

意見その他

（１）	知人宛てに申請人の裁判に係る文書を交付することを不許可とされた措置の取消しを求める案件について，委員の1名から，「本件各措置は，申請人がいわゆる宅下げを申請した場合，原則として外部交通を許可する方針である者にのみそれを許すという指針に則したものであるところ，申請人は親族及び弁護士以外は１名のみしか外部交通が許されていない。この措置の適法性には疑問があり，結果として本件各措置の適法性にも疑問がある。宅下げの申請が多数に及ぶ点も，前記外部交通に関する刑事施設の取扱いが原因である可能性がある。」との反対意見が示された。
（２）	発信を申請した信書の一部を抹消した措置の取消しを求める案件について，委員の１名から，「本件措置は，本件信書のうち，刑事施設への不信感や反抗心をあらわにする記述がなされている部分を抹消するものであるが，安易に抹消を認めると，正当な刑事施設への不服や救済の求めも不当に制約される一般的なおそれがあり，慎重な運用が必要である。」との意見が述べられた。