刑事施設の被収容者の不服審査に関する調査検討会(第203回)議事要旨
1 |
日時 平成27年12月10日(木)15:00 |
2 | 審査件数 |
検討会付議件数 | 審査結果 | ||
---|---|---|---|
処理案相当 | 再調査相当 | 処理案不相当 | |
13件 | 13件 | 0件 | 0件 |
3 | 意見その他 |
(1) | 親族から送付された信書の受信を差し止められた措置の取消しを求める案件について,「処理案(法務省意見)相当」との結論に至ったが,委員の1名から,「本件は,原処分が平成24年の事案であり,現在まで処理がなされなかったことは適切とは言い難く,早期処理がなされるよう求める。」との意見が述べられた。 |
(2) | 懲罰の取消しを求める案件について,「処理案(法務省意見)相当」との結論に至ったが,委員の1名から,「申請人は,身体の不調を理由に工場での就業ができないとして出役を拒否したものであるが,申請人の症状は,申出があった時点で検査を行わないと検出できないものであり,直近の検査は,本件の約4か月前であって反則行為時において不調がないと認めるだけの資料がないので,今後,申請人から症状の申出があった際には,直ちに検査を行うか,近接する時期に継続的な検査を行って症状の有無を確認するべきである。」との意見が述べられた。 |
(3) | 違法に保護室に収容された旨申告する案件について,「処理案(法務省意見)相当」との結論に至ったが,委員の1名から,「申告人は,約30時間にわたり保護室に収容されているところ,収容時間が不当に長いとまでは断定できないが,収容中,特異動静がほとんど見られないことから,より短時間で収容を中止する余地もあったと考えられる。」との意見が述べられた。 |