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平成23年度法教育懸賞論文表彰式

 平成24年2月29日(水)、法務省第一会議室において、平成23年度法教育懸賞論文の表彰式が行われました。
 法教育推進協議会委員等の出席のもと、笠井正俊法教育推進協議会座長から受賞者に賞状及び副賞が贈られました。

表彰式後の記念撮影

平成23年度法教育懸賞論文入賞作品について

平成23年度法教育懸賞論文につき、受賞した論文と笠井正俊座長の談話を掲載いたします。

テーマ:学校現場において法教育を普及させるための方策について-法教育の授業例を踏まえて-

笠井正俊座長の談話          
          データ【座長談話】 【PDF】

受賞作品
【法教育推進協議会賞】春田久美子氏(弁護士・福岡県弁護士会) 
          データ【論文・春田氏】 【PDF】
  受賞のコメント:
  この度は、法教育推進協議会賞という大変名誉な賞を頂きまして誠にありがとうございます。昨年に引き続いての2年連続受賞、ということで自分でも驚いておりますが、素直にとってもありがたく、そして嬉しかったです。 
  今回の論文では、これまで私自身が実践を繰り返す中で、普及のために使えるのではないかと思うものや、法教育で子供たちに伝えたいことって結局はこういうことなのかな、という私なりの確信や思いというものを、授業例という形でお伝えしています。本当は、その他にも、授業例のヒントやアイディアがたくさんあったのですが、そちらは、また何らかの機会に発表が出来たら嬉しいな、とその時が来るのを楽しみにしております。  
 法教育は、あらゆる意味で教育的効果が高いものであり、是非とも一度は受けて頂きたい授業です。それだけの魅力を法教育が持っていることを、私は、ますます確信するようになりました。
 少しでもたくさんの学校で法教育の授業が拡がっていくように、学校現場の先生方と一緒に、教材の開発やバージョンアップを目指して、今後とも、自分なりにゆっくりと関わっていけたらいいな、と思っています。  
 論文で書きましたように、“レインボーシート”を使って法教育の授業を受けた子供さんたちが、いつか、大人になって空に架かった美しい虹を見上げたとき、ああ、あのとき法教育の授業を受けたな、と思いだしてくれたらこんなに幸せなことはありません。
 今回、賞をいただけたことで、さらに元気と勇気をいただきましたので、今後も楽しみながら法教育に携わって参りたいと存じます。


【日本司法支援センター賞】松本榮次氏(兵庫県西宮市立上ヶ原南小学校教諭)          
          データ【論文・松本氏】 【PDF】
  受賞のコメント:
  「法教育」を始めようと思ったとき、「法教育」に関する本を買い求め、よい先行研究をさがすところからスタートしました。その中から子ども達が興味をもつであろうと思われるものを見つけ、アレンジしました。また、司法書士法教育ネットワークの研究会で知り合った司法書士の方と授業をしていただくことを約束し、次に、法務局にも下見に行って、いろいろ打ち合せをしました。そして、最後には子ども達自身の身近な問題を考えることを通して実生活に振り返ることができるようなプログラムを考えました。
  今回、このような「総合的な学習の時間」が認められたことにびっくりするとともに、たいへん感謝しております。これからも、「法教育」に関わる学習に取りくんでいきたいと思います。
  本当にありがとうございました。


【社団法人商事法務研究会賞】三浦清和氏(京都府井手町立泉ヶ丘中学校教諭)         
          データ【論文・三浦氏】 【PDF】
  受賞のコメント:
  今回の原稿を書くきっかけは生徒との約束でした。夏休みに社会科の宿題を大量に出したので、私も「宿題」をするという話を学年集会でしたことから始まったのですが、論文を書くなかで法教育の実践は生徒の力を伸ばすだけでなく、教材作成の試行錯誤の中で教員の力量を大きく伸ばしてくれるものであると実感しました。
  裁判員制度の開始によって訴訟を起こす側から「裁く側」にもなり得る時代になりました。今後も法教育の重要性がより一層高まることが期待されますが、義務教育の過程には、それに見合うだけのハード・ソフトが十分に整っていないのが現実です。
  このような機会を通じて法教育の普及発展に今後とも少しでも寄与できればと考えています。


【奨励賞】該当者なし

 

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