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検察事務官の幅広い職場と仕事

検察事務官の職場は,大きく3つに分けられ,捜査・公判部門,検務部門,事務局部門があります。

捜査公判部門

立会事務

  立会事務官は,検察官と二人三脚で事件の捜査に当たっています。事件の内容を調査して捜査の進展を洞察し,かつ,事件関係者の置かれている立場や心境等についても的確に把握し,検察官の良き片腕としてその能力を発揮しています。

捜査事務

  検察官事務取扱を命ぜられた捜査官は,被疑者の取調べをし,起訴,不起訴の処分を行います。取り扱う事件は,主に自動車運転過失致死傷事件や道路交通法違反事件ですが,最近は,窃盗・傷害事件等の刑法犯や専門的知識を必要とする海事関係事件等の特別法犯も数多く担当しています。

公判事務

  公判立会は,捜査とともに検察官の重要な役割です。公判係事務官は,検察官の行う実体的真実の立証や適正な公判手続の確保,あるいは,迅速で適正妥当な科刑を実現するための仕事を全面的にサポートしています。

検務部門

事件事務

  事件係事務官は,警察等の捜査機関から送られてきた事件が法律上定められた手続に従っているかどうかを調べて受理手続を執ります。検察庁のいわば窓口ともいえます。

証拠品事務

  証拠品係事務官は,事件の究明及び没収刑の執行の確保のために重要な証拠品を所有者等の財産権の保護も十分考慮して受入れ手続を行います。その後,事件の推移により,証拠品の保管・処分等の事務を行います。

執行事務

 自由刑(懲役・禁錮)に係る裁判が確定すると検察官が執行を指揮します。執行係事務官は,この刑事裁判の締めくくりである刑の執行という重要な仕事に携わっています。

徴収事務

  徴収係事務官は,罰金や科料に係る裁判が確定するとこれらの徴収金を徴収します。

犯歴事務

  犯歴係事務官は,有罪の裁判を受けた人の犯罪歴の調査や管理をしています。コンピュータによる迅速な処理が行われています。

記録事務

 記録係事務官は,裁判が確定した記録等を保管し,管理しています。また,記録の閲覧手続等を行っています。

事務局部門

総務事務

  総務担当事務官は,人事・給与事務のほか,職員の福利厚生,文書の接受・発送等の仕事を行っています。

会計事務

 会計担当事務官は,歳入歳出事務のほか,検察庁庁舎の維持管理,仕事に要する機材・器具の整備等の仕事を行っています。