国際知財司法シンポジウム（JSIP）フォローアップセミナー（ミャンマー）を実施しました（令和３年１月１９日）。

　令和３年１月１９日（火），法務省の主催により，国際知財司法シンポジウム２０１９のフォローアップセミナーを実施しました。このセミナーは，ミャンマーを対象に，「商標権のエンフォースメント」をテーマとするものです。ミャンマーと日本をオンライン会議システムで結ぶウェビナー方式により開催し，ミャンマー側からは，連邦最高裁判所，計画・財務・工業省，商業省，法務長官府，ミャンマー警察，ヤンゴン西地区裁判所，ヤンゴン東地区裁判所，知的財産権利者協会の方々が，日本側からも，ミャンマーの知的財産制度に関心を持つ多くの業種の方々が多数参加しました。

　本セミナーでは，日本側から，ミャンマーにおける模倣品に対する一般市民の認識や模倣品の取締りの重要性について発表した後，事例を用いながら，商標権に関する日本の制度・運用についての説明，各論点についてのミャンマー側との意見交換を行いました。ミャンマー側からは，新しく制定された商標法の施行を間近に控え，現在の状況や今後想定される制度・運用についての説明がなされたほか，積極的に日本側への質問等が出され，活発な意見交換が行われました。