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平成28年度人権に関する国家公務員等研修会を開催しました。

 本研修会は、人権教育・啓発に関する基本計画の趣旨に沿い、人権問題に関して、国家公務員等の理解と認識を深めることを目的として実施しているものです。

後期

  平成29年2月8日(水)、東京都港区にある「ニッショーホール」において、「平成28年度人権に関する国家公務員等研修会(後期)」を開催しました。
 本研修会では、約460名の出席を得て、「犯罪や非行からの立ち直り支援について」をテーマに映像上映及びパネルディスカッションを行いました。
 まず始めにタレントの鉄拳氏によるパラパラマンガ“社会を明るくする運動”を上映しました。次に、地域社会における様々な立場の方々による更生保護活動の内容を分かりやすく紹介した「チェンジング・ハート」(更生保護法人日本更生保護協会作成)を上映しました。
 映像上映に続いて、パネリストとして大田区保護司会長の横山和文さん、更生保護法人真哉会補導主任の角谷奏子さん、宮城県名取・岩沼地区協力雇用主会会長の山田光夫さんにご登壇いただき、人権擁護及び更生保護の観点から「犯罪や非行からの立ち直り支援」をテーマとしたディスカッションをしていただきました。
 わが国においては、検挙人員に占める再犯者の割合である再犯者率が上昇しており、安全で安心して暮らせる社会を構築する上で、犯罪や非行の繰り返しを防ぐ再犯防止が大きな課題となっています。罪を犯した人などが真に更生し、社会の一員として円滑な生活を営むことができるようにするためには、本人の強い更生意欲とともに、それぞれの状況に応じた支援を行うこと、そして社会から偏見や差別を解消していくための啓発活動を強化するなど、人権に配慮した取組みが必要とされることなどについてお話しいただきました。

パネルディスカッションの模様
○パネルディスカッション「犯罪や非行からの立ち直り支援について」
  講義録【PDF】
  資料【PDF】
  動画(YouTube人権チャンネルが表示されます)

前期

 平成28年9月14日(水)、東京都港区にある「ニッショーホール」において、「平成28年度人権に関する国家公務員等研修会(前期)」を開催しました。
 本研修会は、約400名の出席を得て、首都大学東京オープンユニバーシティ特任教授・NPO法人日本オリンピック・アカデミー理事である舛本直文先生から、「オリンピック・パラリンピックと人権」と題して講演を行っていただきました。
 講演では、(自称)オリンピズムの伝道師として、オリンピック・パラリンピックの普及・啓発に関わってこられた体験を踏まえて、オリンピック・パラリンピックにおける人権への取組の歴史や、女性、障害のある方、性的少数者等に関する人権課題や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた今後の課題についてお話しいただきました。
 また、講演に引き続き、障害者スポーツ普及啓発映像である「Be The HERO」(企画:東京都)及び、平成27年度人権シンポジウムin東京からパネリスト・根木慎志氏(一般社団法人日本パラリンピアンズ協会副会長、シドニーパラリンピック男子車椅子バスケットボール日本代表キャプテン)発言部分を抜粋して上映しました。

舛本直文先生による講演会の模様