”守られていますか?あなたの人権”

人権擁護委員制度をご存じですか

6月1日は,「人権擁護委員の日」です。今年もこの日を中心に,全国の人権擁護委員があなたの街で人権啓発活動に取り組みました。

今回は,全国の市町村で民間の立場から人権擁護活動を行っている人権擁護委員についてご紹介します。

人権イメージキャラクター

「人権擁護委員の日」ポスター
「人権擁護委員の日」ポスター

Q:「人権」って何?

A:人権とは,人間が人間らしく生きる権利で,あらゆる人が生まれながらに持つ権利であり,日本国憲法ですべての国民に保障されているものです。人権は,難しいものではなく,誰もが心で理解し,感じることのできるものなのです。


Q:人権擁護委員ってどんな人?

A:人権擁護委員は,地域の住民の中から,人権問題に理解や熱意のある人たちが市町村長の推薦を受け,法務大臣から委嘱(人権擁護委員の仕事をお願いすること)された人たちです。弁護士,教育者,婦人会役員など,さまざまな職業や経歴を有しています。法務省に人権擁護局が設置された昭和23年150人でスタートしましたが,現在は,全国すべての市町村で,約14,000人が活動しています。


Q:人権擁護委員ってどんな活動をしているの?

A:人権に関する相談を受けたり,法務局職員と協力して,人権侵害による被害者を救済する活動をしたり,学校や公民館で人権教室を開いて命や思いやりの心の大切さを訴えかけるための活動をしています。小学生を対象とした「人権の花運動」,中学生を対象とした「人権作文コンテスト」の取組は,どちらも25年以上続けています。
また,手紙で相談を受け付ける「子どもの人権SOSミニレター」を学校で配布したり,送られてきたミニレターに返事を書くなど,様々な活動をしています。


Q:人権に関する相談ってどんなものがあるの?

A:学校におけるいじめ,体罰問題,夫からの暴力や離婚問題,騒音など近隣間のトラブルなど,身近な困りごとの相談に応じています。
「これは人権問題かな」と思ったり,どこに相談していいのか分からないときは,ひとりで悩まずに,まずは人権擁護委員に気軽に相談してください。秘密は守られますので,安心してご相談ください。


Q:なぜ6月1日が「人権擁護委員の日」なの?

A:昭和24年6月1日に「人権擁護委員法」が施行され,これを記念して「人権擁護委員の日」と定め,人権尊重の大切さを呼びかけています。

子どもの人権SOSミニレター
子どもの人権SOSミニレター

人権教室の様子
人権教室の様子

Q:今年の「人権擁護委員の日」の活動は?

A:6月1日を中心にに全国各地で「全国一斉特設人権相談所」を開設し,地域住民の皆様からの相談に応じました。
人権擁護委員の皆さんは,「これからも地域住民に信頼される活動を地道に続けていきたい。大いに人権擁護委員制度を活用してほしい。」と話しています。


○子どもの人権110番 0120(フリーダイヤル)007(ぜろぜろなな)()110(ひゃくとおばん)


○女性の人権ホットライン 0570(ナビダイヤル)070(ゼロナナゼロ)()810(ハートライン)


○インターネット人権相談受付窓口

パソコンから  http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html

携帯電話から  http://www.jinken.go.jp/soudan/mobile/001.html

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