CONTENTS
《特集記事》
- 第67回“社会を明るくする運動”中央行事「立ち直りフェスティバル」
- 「再犯防止啓発月間」を実施しました!
- 東南アジア諸国のためのグッドガバナンスに関する地域セミナー(GGセミナー)について
- シンポジウム『法整備支援へのいざない』を開催しました
- 全国一斉「高齢者・障害者の人権あんしん相談」強化週間を実施します!
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メインセレモニーの様子
法務省が主唱する“社会を明るくする運動”の強調月間の初日であり,「更生保護の日」である7月1日(土)に,東京・千代田区有楽町駅前広場において,第67回“社会を明るくする運動”中央行事「立ち直りフェスティバル」が行われました。
すべての国民が,犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め,それぞれの立場において,力を合わせ,犯罪や非行のない明るい社会を築くための全国的な運動です。本イベントは,犯罪や非行の防止と,罪を犯した人たちの立ち直りについて,考えを深めていただくきっかけとなるよう開催されたものです。
ダルク(薬物依存症者の回復施設)メンバーによる,トークと沖縄伝統芸能「エイサー」のライブがオープニングを飾った後,中央区プリエール・ジュニアコーラスが元気な歌声を披露しました。そして“社会を明るくする運動”中央推進委員会委員長である金田法務大臣(当時)の挨拶に引き続いて,畝本保護局長・更生ペンギンのホゴちゃん・更生ペンギンのサラちゃんが登壇し,金田法務大臣(当時)と一緒に犯罪や非行をした人の立ち直り支援について一層の理解と支援を呼び掛けました。
来場者の皆様に対し,犯罪や非行をした人の立ち直り支援について協力を呼び掛ける金田法務大臣(当時)
昔は悪いことばかりする「非行ペンギン」だったが,地域の皆様の支えで立ち直ることができた「更生ペンギンのホゴちゃんとサラちゃん」
続いて,“社会を明るくする運動”フラッグアーティスト(旗振り役)である谷村新司さんによるトークショーが行われました。トークショーでは,平成28年に谷村新司さんがフラッグアーティストの活動として熊本県の社会貢献活動先を訪問したときの様子が語られました。社会貢献活動とは,保護観察を受けている人たちが,地域社会で「役に立つ喜び」を感じたり,コミュニケーション能力を高めたりすることを目的とした活動です。谷村さんは,「立ち直りを支えようとするすてきな大人が大勢いることを知り,胸が熱くなった。」と感想を述べられました。
トークショーの結びとして,会場全体で「ふるさと」及び「いい日旅立ち」(作詞・作曲:谷村新司)を合唱し,有楽町駅前広場が大勢の参加者の歌声で満たされました。
その後,ゲストとして熊本県保護司会連合会会長とくまモンが登場し,熊本地震への復興支援に対する感謝を述べるとともに,犯罪や非行をした人の立ち直り支援について協力を呼び掛けました。最後に,くまモンとジュニアコーラスの子どもたちとでくまモン体操を披露し,メインセレモニーは終了しました。
谷村新司さん,くまモンと中央区ジュニアコーラスの皆さん
続いて,平成29年夏公開予定の保護司をテーマにした映画「君の笑顔に会いたくて」(配給:協同組合ジャパン・スローシネマ・ネットワーク,主演:洞口依子)に出演された方々を交えたトークショーが行われ,印象的だったシーンや,保護司を演じた感想などを分かち合いました。
左から(畝本保護局長,エグゼクティブプロデューサーの鳥居明夫さん,女優の洞口依子さん,俳優の土田卓弥さん)
「立ち直りフェスティバル」では,他にも様々なステージイベント及びブースでの広報・啓発活動が行われました。
ホゴちゃんグッズや宮城県・熊本県のグッズがもらえるスタンプラリー
新宿駆け込み餃子による餃子販売
立ち直りを目指す人が育てた野菜販売コーナー
熊本県の販売コーナー
宮城県の販売コーナー
吉本興業×法務省“再犯防止啓発月間”オープニングイベント
現役保護司の方々を交えたクロージングイベント
本イベントは,人通りの多いにぎやかな駅前広場で行ったため,雨模様にもかかわらず,大変多くの方々に足を止めていただくことができました。参加された皆様にとって,犯罪や非行の防止と,罪を犯した人たちの立ち直りについて,考えるきっかけとなれば幸いです。