本文へ
文字の大きさを変更する
標準に戻す
拡大する
色変更・音声読み上げ・ルビ振りを行うアクセシビリティツールを利用するかたはこちら
トップページ
サイトマップ
業務支障情報
ENGLISH
トップページ > 法務省の概要 > 各組織の説明 > 内部部局 > 保護局 > 第3回世界保護観察会議について

第3回世界保護観察会議について

1 世界保護観察会議とは

 社会内処遇の分野では世界最大規模の国際会議であり,世界各国の保護観察(社会内処遇)の実務家等が,学術・実務の両面から意見交換等を行い,社会内処遇の普及・発展,国際ネットワークの拡大を期して開催されるものです。
 各国の持ち回りで隔年開催しており,第1回会議がロンドン(平成25年),第2回会議がロサンゼルス(平成27年)で開催され,今回は,アジア初として我が国で開催されました。
 今回のメインテーマは,「社会内処遇の発展とコミュニティの役割」であり,再犯防止や社会復帰に向けてコミュニティが果たす役割の重要性に焦点を当てた発表や積極的な議論が行われました。

2 第3回世界保護観察会議概要

日時:平成29年9月12日(火)~14日(木)
     (1日目)スタディツアー,第2回アジア保護司会議(同時開催)
     (2日目)開会セレモニー,基調講演,ワークショップ,公式レセプション
     (3日目)特別講演,全体シンポジウム,ワークショップ,基調講演,閉会セレモニー
場所:品川プリンスホテル,グランドプリンスホテル新高輪
主催:法務省,国連アジア極東犯罪防止研究所
    日本更生保護協会,全国保護司連盟,全国更生保護法人連盟,日本更生保護学会
参加者:34の国と地域から合計371人(うち海外からの参加者は169人)

第3回世界保護観察会議のホームページはこちら
 12日(火)のスタディツアーにおいては,海外からの参加者が,保護観察対象者を招き入れる保護司宅や,更生保護施設,保護観察所,刑務所等を訪れ,我が国の更生保護が民間協力者に支えられていることや,矯正施設と連携した社会内処遇について理解を深めていただきました。

更生保護施設を見学するスタディーツアー参加者
 13日(水)に行われた開会セレモニーでは,上川法務大臣がビデオメッセージにより開会挨拶を行い,地域に支えられた日本の更生保護の取組,とりわけ,地域の実情を熟知し,社会奉仕の精神をもって活動している民間篤志家である保護司の貴重な活動が地域の安全,安心を支え,ひいては日本の社会内処遇の発展に大きく貢献していることに触れられるとともに,本会議が,世界各国の社会内処遇における特色あふれる取組について相互に学び合う絶好の機会になることを期待している旨述べました。
 
 13日(水)と14日(木)の2日間にわたって行われた基調講演では,カナダ,英国,米国の研究者から学術的観点からの発表がなされ,我が国からは,国際司法協力担当大使の赤根智子大使が「保護観察の未来:アジアにおける経験とコミュニティの役割」というテーマで講演されました。

(基調講演各テーマ及び講演者)
・「保護観察の実践における発展と課題:効果的かつ持続的な保護観察制度の確立に向けた方法はあるのか」
T³アソシエーツ シニアパートナー フランク・J・ポポリーノ氏(カナダ)
・「効果的な保護観察:保護観察研究の過去,現在,未来」
スワンジー大学教授 ピーター・レイナー氏(英国)
・「保護観察実務におけるコミュニティ・ジャスティスの価値を思い描く」
ラトガース大学教授 トッド・R・クリア氏(米国)
・「保護観察の未来:アジアにおける経験とコミュニティの役割」
国際司法協力担当大使 赤根 智子氏

基調講演をするフランク・J・ポポリーノ氏(カナダ)
 また,同じく2日間にわたって行われたワークショップにおいては,「政策及び実務の発展」や「エビデンスに基づく理論と実践,特別のニーズを有する犯罪者」等をテーマに,世界17か国の実務家や研究者の方々から,事例発表や研究発表がなされるとともに積極的な議論がなされました。我が国からは,更生保護施設における事例の調査研究に基づく発表や,日本BBS連盟の更生保護に携わる青年ボランティアについて発表がありました。海外からは,米国,カナダ,英国から保護観察を担う職員の育成に関する発表,スウェーデンの暴力犯罪者に対する社会内処遇プログラムに関する発表などが行われました。
 

  • ワークショップの様子
 14日(木)には,青少年を対象とした事業等を通じて,10年以上の永きにわたり,更生保護の分野に貢献してこられた宮田亮平文化庁長官による,「ときめきの時―芸術と更生保護の心―」と題した特別講演が行われました。
 また,青少年の再非行防止活動に尽力されているNPO法人再非行防止サポートセンター愛知の高坂朝人氏によるゲストスピーチが行われました。高坂氏は,かつて非行に走ってしまった過去の経験から,「生き直し」の大切さを身をもって説明されました。
 さらに,同日には社会内処遇における市民参加に焦点を置いて,各国(日本・タイ・ケニア・オランダ・オーストラリア)の現状や課題を議論する全体シンポジウムも行われました。

(全体シンポジウム各テーマ)
・「保護司~立ち直りを支える地域のボランティア~」(日本)
・「アセアン諸国における保護観察の発展」(タイ)
・「地域援助サービスを通した保護観察及びリエントリーの促進:ケニアにおける保護司プログラムの役割」((ケニア)
・「オランダにおける「支援と責任の輪」(CoSA)の成功」(オランダ)
・「オーストラリアにおける再犯の減少と社会インパクト投資」(オーストラリア)

 

全体シンポジウムの様子

3 第2回アジア保護司会議及び第3回世界保護観察会議公式レセプションの概要

 12日(火)には,第2回アジア保護司会議が同時開催され,各国(フィリピン,シンガポール,タイ,ケニア,中国,韓国,日本)の保護司制度の現状報告や,今後の保護司制度の発展に向けた協議が行われました。

第2回アジア保護司会議の様子
 13日(水)午後6時からは,グランドプリンスホテル新高輪において,公式レセプションが開催され,会議参加者のほか,保護司等更生保護関係者,駐日大使館関係者が参加されました。  上川法務大臣が冒頭で挨拶をなされ,本会議を通じて,世界の社会内処遇が,コミュニティと協働しながら更なる発展を遂げていくことを期待する旨述べられました。
 また,小池百合子東京都知事が来賓として臨席され,開催地である東京都の立場から御挨拶をいただきました。 レセプションにおいては,南高愛隣会による瑞宝太鼓の演奏や高円寺阿波踊り振興協会による阿波踊り実演など,様々な日本文化を紹介する催しが行われ,参加者は,相互に親睦を深め,大盛況のうちに終幕を迎えました。

公式レセプションにおいて挨拶をする上川法務大臣

  • 阿波踊り実演の様子

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
リンク先のサイトはAdobe Systems社が運営しています。

※上記プラグインダウンロードのリンク先は2011年1月時点のものです。

ページトップへ