検索

検索

×閉じる
トップページ  >  政策・審議会等  >  国民の基本的な権利の実現  >  人権擁護局フロントページ >  ハンセン病問題に関するシンポジウム >  令和2年度ハンセン病問題に関するシンポジウム(オンライン開催)

令和2年度ハンセン病問題に関するシンポジウム(オンライン開催)

 ハンセン病をめぐる偏見・差別の解消及びハンセン病に対する知識の普及啓発を目的として,平成17年度からハンセン病に関するシンポジウムを開催しています。

令和2年度の開催結果

 令和3年2月23日に,オンラインで,「ハンセン病問題に関する親と子のシンポジウム」を開催しました。
 当日は,基調講演のほか,人権啓発ビデオ「ハンセン病問題を知る~元患者と家族の思い~」の上映,専門家や当事者の方々に参加いただいたパネルディスカッションなどが行われ,参加者の皆さんには,ハンセン病を取り巻く問題を考えるとともに,幅広い人権を尊重する大切さを学んでいただきました。

基調講演

  公益財団法人人権教育啓発推進センター理事長である坂元茂樹さんから,「ハンセン病問題について考える」と題して,ハンセン病への偏見・差別はハンセン病患者を社会から強制隔離する法律が作り出したものであることや,その後,元患者や家族による国家賠償請求訴訟において国の責任が認められたこと,社会に根強く残る偏見・差別の解消には社会全体の意識改革を目指した粘り強い啓発活動が必要であること等についてお話しいただきました。
 

基調講演の様子

パネルディスカッション

  全国人権擁護委員連合会会長である内田博文さんのコーディネートの下,全国ハンセン病療養所入所者協議会会長である森和男さん,ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国原告団協議会事務局長である竪山勲さん,ハンセン病家族訴訟原告団副団長である黄光男さん,社会福祉法人慈愛園理事長・前熊本県知事である潮谷義子さんによるパネルディスカッションを行いました。

 

    

パネルディスカッションの様子

    森和男さんからは,病気が治癒し得るようになってからも国による強制隔離が続いたために,国民の間に「ハンセン病は怖い病気」という考えが定着し,患者,元患者や家族は厳しい偏見・差別の中に置かれてきたことや,偏見・差別は根深く,今後も人権啓発活動や人権教育に一層取り組む必要があること,入所者の方々が少数化・高齢化する中で,偏見・差別の一掃が悲願であること等についてお話しいただきました。



森和男さん
 

    竪山勲さんからは,「らい予防法」によって患者や家族の人生は大きく狂わされたことや,今なお療養所からの社会復帰ができない方や故郷に帰れないまま療養所の中で亡くなる方がいること,ハンセン病問題は社会が変わらなくては解消できないこと等についてお話しいただきました。
 


竪山勲さん

 

    黄光男さんからは,家族の被害とは一般市民から受けた差別であることや,家族にハンセン病元患者がいることを語れないまま暮らしている方が今もまだ多くいること等についてお話いただきました。
 

黄光男さん

   潮谷義子さんからは,正しい知識を伝える人権啓発・人権教育を子どもの頃から行っていくことが重要であること,SDGsが掲げる「誰一人取り残さない社会」という原則にのっとり,ハンセン病元患者や家族の方々も取り残さないよう偏見・差別のない社会を作らなければならないこと等についてお話いただきました。
 

潮谷義子さん