全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間を実施します
◆便利な相談窓口
「夫やパートナーからドメスティック・バイオレンスを受けた」「見知らぬ人からストーカー行為を受けた」「職場でセクシュアル・ハラスメントを受けた」こんな悩みごとはありませんか。
全国の法務局・地方法務局では,女性の人権に関する問題を専門に取扱う専用相談電話「女性の人権ホットライン」(全国共通ナビダイヤル0570−070−810)を開設して,様々な人権問題に関する相談を受付けています。相談には人権擁護委員や法務局・地方法務局の職員が応じています。ご利用に当たっては難しい手続は必要ありません。また,相談内容の秘密は守られますので,ご安心ください。
◆11月15日(月)から21日(日)の7日間は,全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間
法務省人権擁護局及び全国人権擁護委員連合会では「女性に対する暴力をなくす運動」実施期間中(11月12日(金)から25日(木)まで)の15日(月)から21日(日)まで,全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間を実施します。「普段は仕事や学校が忙しくて日中は相談ができない」「相談窓口に行くのは気が進まない」などといった方も,お気軽にご利用下さい。期間中は,平日の相談時間を延長するとともに,土曜日・日曜日も相談に応じます。
(受付時間)
・11月15日(月)〜19日(金) 午前8時30分〜午後7時
・11月20日(土)・21日(日) 午前10時〜午後5時
「女性の人権ホットライン」では,様々な相談に応じています。一人で悩まず,まずはお電話ください。
◆相談の後は
全国の法務局・地方法務局は,人権に関する相談を受けるだけではなく,相談内容に人権侵害の疑いがあるものについては,人権侵犯事件に切り替えて救済手続を開始します。その結果,「人権侵害あり」と認められれば,事案に応じた措置を講じます。この措置には,法律的なアドバイスをしたり,当事者間の話合いを仲介するものから,人権を侵害した者に対して反省を促し,善処を求めるために,事理を説き示すものなど,様々なものがあります。
平成21年にはこんな事例がありました。
夫から日常的に暴言を吐かれ,身体に足蹴りされるなどの暴行を受けているとして,被害を受けた女性から法務局に被害の申告がされました。法務局では,緊急の対応が必要であるとの判断から,被害者女性の一時保護を念頭に,配偶者暴力相談支援センターへ通報したところ,被害者女性は速やかに一時保護されるに至りました。その後,被害者女性は,自宅に帰宅することを希望しましたが,その前提として,暴力を振るった夫に対し,暴力をやめるよう法務局に啓発してほしい旨も併せて希望されました。そこで,法務局は被害者女性と夫との関係調整を試みたところ,夫は暴力行為を認め,その不当性を十分に認識し,深く反省している態度を示し,被害者女性もこれを了承するに至りました。その後,被害者女性に現況を尋ねたところ,夫からの暴力は一切なくなったことが確認されました。
◆人権相談の窓口
法務局・地方法務局には,「女性の人権ホットライン」の他にも,種々の相談窓口が設けられています。
- @専用相談電話「子どもの人権110番」。ここでは,「いじめ」をはじめとする子どもに関する人権相談に応じています。
- A「インターネット人権相談受付窓口」。インターネットに接続できるパソコンや携帯電話があれば,24時間365日相談を申し込むことができます。
- B常設相談所。全国の法務局,地方法務局の本局及びその支局では,常設の人権相談所を開設しています。
【お役立ちリンク】
- ・法務省人権擁護局ホームページ
http://www.moj.go.jp/JINKEN/index.html - ・「女性の人権ホットライン」 全国共通ナビダイヤル0570-070−810
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken108.html - ・「子どもの人権110番」 全国共通フリーダイヤル0120−007−110
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html - ・「インターネット人権相談受付窓口」
■パソコン | http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html |
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■携帯電話 | http://www.jinken.go.jp/soudan/mobile/001.html |
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第60回“社会を明るくする運動”〜犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ〜中央行事「更生保護フェスタ2010with谷村新司」開催!!
“社会を明るくする運動”とは,すべての国民が,犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め,それぞれの立場において力を合わせ,犯罪や非行のない地域社会を築こうとする全国的な運動です。毎年7月を強調月間とするこの運動は,全国各地で様々な活動を展開しています。本運動は,本年で60回目を迎え,本年から,サブタイトルとして〜犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ〜を付けて,新しいスタートをきりました。
60回という節目を記念して,全国各地で工夫をこらした運動が展開されましたが,中央推進委員会においては,更生保護の日である7月1日,東京・銀座周辺において,“社会を明るくする運動”フラッグアーティストである谷村新司氏を交えて「更生保護フェスタ2010with谷村新司」を開催しました。
今回は,この「更生保護フェスタ2010with谷村新司」で行われた街頭広報活動とトーク&ライブについて紹介します。
街頭広報活動に谷村新司氏・法務大臣参加

銀座・数寄屋橋公園において街頭広報活動が行われました。「照れずに,かっこつけずに,素敵だと思ったら堂々と一緒に行動しましょう。」という谷村氏の合図で始まり,谷村氏,千葉法務大臣,加藤法務副大臣(いずれも当時)のほか更生保護関係者が,道行く人たちに“社会を明るくする運動”の「黄色い羽根」や,リーフレットなどを手渡して,本運動への理解と参加を呼びかけました。大勢の人が行き交う銀座の街中で,街頭広報活動はたくさんの人たちの関心を集め,大きな盛り上がりを見せました。
トーク&ライブ『ココロの学校〜立ち直りを支える地域のチカラ』

更生保護フェスタのメインイベント,谷村氏によるトーク&ライブ『ココロの学校』が有楽町朝日ホールで開催されました。刑務所から出所した夫を迎える妻を描いた映画『
更生保護へご理解・ご協力を!!

“社会を明るくする運動”〜犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ〜は,全国各地においてたくさんの地域の皆さんのご協力によって様々な催しが行われています。
犯罪からの立ち直りを支えることで再犯を防ぎ,安全・安心な社会を目指す更生保護制度も,たくさんの「地域のチカラ」によって支えられています。皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
更生保護の詳細については以下のホームページをご覧ください。