特別教育活動
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クラブ活動(美術・書道)(豊ケ岡学園)

「桜 2016」
本作品は、その美術クラブの時間において、部外講師 内田新哉先生指導の下、少年13名と同講師が協力して、2時間で描き上げた大作です。
縦3m×横4mのキャンバスに、無数の桜の花が満開に咲きました。
できあがった絵は、教育棟の階段ホールに飾り、少年たちはもとより、豊ケ岡学園を訪れる方々に観ていただいています。
在院者の感想
「僕は、昔から絵を描くのが苦手で、最初は上手に描けるのかなぁと思っていましたが、講師の先生が、絵の描き方を教えてくれました。描き終わった絵をみたら、本当に立派な桜が描けました。皆で一生懸命描いた桜の絵は、生きているように見えました。」
「最初は、こんなちょんちょん(・・・・・・)やっているだけで、桜の木に見えるのかなと思いましたが、出来上がりを見、迫力のあるキレイな桜になっていて、すごいなぁと思いました。一人一人が描いた、たくさんの花が咲いていていいと思いました。」
「花びらを1枚ずつ描いていくなんて、とても大変だと思ったけれど、みんなで描いていたら、すぐに出来上がりました。よく見ていくと、色々な形をした花びらがあって面白いです。ただ色を塗っていくのとは違って、一枚ずつ描いていたので、生きている本物の桜の木のようです。みんなで力を合わせたからこそ出来上がった、迫力のある素晴らしい作品になったと思います。」
「まだ入って日が浅く、何をするにも緊張していたのですが、この作品の(作成)時は違いました。園生一人一人の個性が発揮されて、途中から少し雑になった桜も、最後にはすべてが生き生きとした花びらに見えました。
僕が今まで見た本物の桜に負けないくらいすごくきれいで美しいです。」
指導職員から
少年たちのやる気と創造力を存分に引き出して下さる講師の指導により、絵を描くことが苦手だった少年たちも、楽しく作業に取りかかり、自由に筆を動かしていました。1回2時間の授業の中で、生き生きとした躍動感のある桜が描き上げられ、立ち会っていた職員も感動をいただきました。
クラブ活動(美術)

「タコ」
在院者の感想
版画はこれまでにもやったことがありましたが、たくさんの色を使ったことがなかったので、色選びが大変でした。少しでも本物に近づけようと赤の色を少しずつ変えながら完成させました。立体的に表現することが難しかったのですが、「いい作品だね。」と先生から言ってもらえたので、あきらめずに取り組んで良かったと思いました。クラブ活動(書道)

「愛」
在院者の感想
この作品は、自分の好きな言葉を書いたものです。字がにじんだり、かすれたりすると失敗したと思っていたのですが、それも表現の一つだと教えていただきました。また、全体のバランスにも注意が必要だと分かり、最後まで集中力を切らすことなく完成させることができました。
「桜 2016」桜の下部分
「桜 2016」教育棟に掲示している様子
- 豊ケ岡学園について[PDF:506KB]
コサージュ(青葉女子学園)

美術クラブ指導風景
今回は美術クラブで行っている羊毛フェルトを使ったコサージュ作りについて、御紹介します。
コサージュができるまで

制作場面(1)
石けん水をつけて両手でこすい合わせることで,タンパク質が摩擦熱により変成し、接着剤の働きをします。羊毛を一枚の布化するのは、体力と根気のいる作業です。コサージュのほかにもベレー帽やペンケースなど、思い思いの形に整えます。
言葉で自己表現することが苦手な在院者にとっては、筆などの道具を介さずに手先だけで表現したいものが形となる、貴重な経験です。
在院者の感想
「はじめはふわふわの毛糸のような羊毛を手の体温のこする力の入れ具合でぺたーんと布化するのが難しかったけれど、コツがつかめてからは楽しくなりました。最終的に仕上がる形をイメージしながら、一生懸命こするので,集中力が養われている気がしました。」
「表現するのが苦手な私にとって、絵を描くよりも好きな授業です。思ったようにちぎれないこともありますが、粘り強く続けていくことを学びました。日々の生活に生かしたいです。」
「表現するのが苦手な私にとって、絵を描くよりも好きな授業です。思ったようにちぎれないこともありますが、粘り強く続けていくことを学びました。日々の生活に生かしたいです。」
制作場面(2)
在院者の作品
- 青葉女子学園について[PDF:776KB]
絵画指導作品 金屏風「あやめ」(広島少年院)

金屏風「あやめ」
下に掲載している写真の絵画指導では、題材を水彩画で描いた後、段ボールに金色で着色したものを画材として、金屏風「あやめ」の作成を行いました。美しい仕上がりに、在院者たちは満足した様子でした。
在院者の感想
「真面目に絵を描くのは少し恥ずかしかったけど,夢中になってしまいました。」
「時間をかけて絵を描いていると、なんとなく心が落ち着いた気がしました。」
「時間をかけて絵を描いていると、なんとなく心が落ち着いた気がしました。」
講師から
「身近な野に咲くある草花などについて学習するとともに、その色や形を愛でながら、季節を感じることを大切に、絵を描くように教えています。」
社会貢献活動(車いすの清掃作業)(広島少年院)

車椅子の清掃作業
在院者の感想
「利用者の方が喜んでくれていると聞き、やって良かったと思いました。」「思ったよりも頑固な汚れがあって大変だったけどまたやりたいです。」
「2人でやる活動なので、いつもより一生懸命にできました。」
社会貢献活動(カルタの制作)(広島少年院)

社会貢献活動において作成したカルタ
在院者の感想
「自分たちの作ったカルタで、楽しく遊んでくれたらいいなとワクワクして取り組めた。」「自分が小さい時、色んな遊びを経験したのを思い出して、大人になって自分に子どもができたら経験させてあげたいなと思った。」
保育園児の声
「かわいい絵がたくさんだった。」「おにいちゃんたちありがとう。」
絵画指導風景(1)
絵画指導風景(2)
- 広島少年院について[PDF:687KB]
社会貢献活動・絵画指導(岡山少年院)

マスク作製
社会貢献活動(マスク作製)
院内で新型コロナウィルスの流行について、社会への影響や自身でできる社会貢献を指導したところ,複数の在院者から、社会で品薄となっているマスクを製作して福祉施設に届けたいとの意見が見られました。
職員がマスク作製を企画すると多数の在院者が積極的に参加してマスク作製を始めました。
作業内容は生地の型取り、裁断、ゴム紐付け、末端処理及び検品であり、裁縫以外の全ての作業を在院者が担当しました。
作製したマスクは岡山県内の社会福祉法人に50枚を寄贈することができました。
寄贈について在院者に報告すると、社会貢献ができたことのうれしさを作文に記していました。
紙粘土による教育作品

紙粘土作品「ジンベイザメ」
(ジンベイザメ)
ジンベエザメのひれの部分は、折れやすく、最初は苦心しましたが、しっかりと接着して力強さも加わりました。
仕上がりのフォルムが美しくでき、流線型を上手に表現することができました。着色も、黒目以外は青と白の2色ですが、地道に丁寧に取り組むことができました。
(カエル)
葉っぱの上にカエルが乗り、さらにその背中にはオタマジャクシが乗っているという芸の細かい作品ができました。 この2つの作品は、特に丁寧に取り組んで、上手に仕上げたということで賞が贈られました。
絵画

絵画作品「うぐいす」
(うぐいす)
絵画の中央部に居座っているのは、うぐいすです。その上を紙飛行機が飛んでおり、全体に春の軽やかな雰囲気が出せました。
鳥の頭上で、さわやかな春風に乗って、紙飛行機がふわりと浮かんでいる様子がポイントです。
(サクラ)
満開のサクラの背面に太くゴツゴツとした幹から、強い生命力が感じられます。
紙粘土作品「カエル」
絵画作品「サクラ」
- 岡山少年院について[PDF:12113KB]
寮別活動(貴船原少女苑)
貴船原少女苑では、特別活動指導の一環として、創作活動を実施しています。
自分たちでアイデアを出し合い、一つの作品を仕上げることで協調性を身に付けたり、
各自で取り組むコラージュや読書感想画の作製等では、自己表現の方法を学んだりしています。
また、季節に応じた活動にも取り組んでいます。
自分たちでアイデアを出し合い、一つの作品を仕上げることで協調性を身に付けたり、
各自で取り組むコラージュや読書感想画の作製等では、自己表現の方法を学んだりしています。
また、季節に応じた活動にも取り組んでいます。
手作りマスク作製

手作りマスク作製
一針一針、丁寧に縫うことで、丈夫なマスクに仕上がりました。
在院者が作製したマスクは、寮生活の中で、実際に使用しています。
- 貴船原少女苑について[PDF:848KB]
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