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矯正施設×地域・企業・自治体 再犯防止への取組

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2025-4-15:九州矯正管区の地域における連携事例公開!

九州矯正管区 地域における連携事例

◇ 災害への対応 ◇

■ 災害復旧支援

 令和5年7月の九州北部豪雨により被害を受けた福岡県久留米市から、災害復旧支援の要請を受け、刑務所等の職員を延べ78名派遣しました。現地では、災害ごみ仮置き場での車両誘導や災害ごみの分別、積み下ろし等の作業を実施しました。


■ 土のうづくり(人吉農芸学院)
 令和2年7月に発生した熊本県球磨地方における豪雨災害を受けて、熊本県球磨郡錦町にある人吉農芸学院(少年院)が錦町役場から土のう製作の依頼を受けました。人吉農芸学院に在院する少年が土のうを製作し、令和4年度と令和5年度には2000袋の土のうを錦町役場にお渡ししました。
なお、人吉農芸学院は、令和7年1月31日に、錦町と災害時に相互に協力する協定を結んでいます。人吉農芸学院以外にも、いくつかの刑務所や少年院で、その所在する自治体と災害に関する協定を結んでいます。



◇ 地域とのつながり ◇

 麓刑務所の作品展示等

 佐賀県鳥栖市所在の麓刑務所では、地域のイベント等で受刑者が制作した作品などを展示させていただき、地域の方々に麓刑務所での再犯防止の取組について紹介しています。また、作品の制作を通して、受刑者に協調性を養わせるとともに、再犯防止への意識を高める働きかけをしています。



■ 平和へのメッセージ(長崎刑務所) ■
 諫早市役所からの依頼で、平和啓発事業の一環として、メッセージカードの製作を行いました。また、長崎原爆資料館に寄贈するための千羽鶴製作(折り鶴の連結作業)も行いました。


■ 地域の子ども食堂との関わり(大分少年院)

 少年院の職業指導で生産した野菜を地域の子ども食堂に寄贈したり、子ども食堂の利用者と少年院の職員が一緒に梅の収穫体験を行うなどして交流をしています。
 
  ↑子ども食堂からのお礼の手紙


◇ 福祉との連携 ◇

■ 長崎刑務所における知的障害受刑者処遇・支援モデル事業 (←クリックするとリンク先に移動します。)

 令和4年10月から、長崎刑務所をモデル事業実施庁に指定し、九州各県所在の刑事施設から知的障害受刑者を一定数集約(50名程度)した上で、障害者福祉の専門的知見・ノウハウを有する社会福祉法人南高愛隣会に業務委託を行い、(1)特性に応じたアセスメントと処遇計画の立案、(2)処遇計画に基づく訓練・指導、(3)療育手帳等の取得に向けた調整、(4)息の長い寄り添い型支援を可能とする調整を実施しています。



◇ 点字翻訳本の寄贈(中津少年学院) ◇


 中津少年学院では、平成14年から、外部講師による点字翻訳指導を行っており、点字翻訳指導を受けた少年が作成した点字絵本などの点訳本は、中津市内の図書館に寄贈しています。図書の贈呈式のときには視覚障がいがある方にも同席していただき、寄贈した点訳本を読む姿を見せてもらうことで、点字翻訳した少年が人の役に立っていることを実感できるようにしています。



◇ 大学との連携協定(熊本刑務所) ◇


 熊本刑務所では、熊本大学大学院人文社会科学研究部の矢原隆行教授と「矯正施設における対話実践を用いた立ち直り支援と組織風土変容に関する実践研究」に係る共同研究協定を結んでいます。受刑者に対して、オープンダイアローグ・リフレクティングの手法を取り入れた対話実践をいち早く始めました。



◇ 地方公共団体等の再犯防止施策の支援 ◇


 地方公共団体からの依頼に応じて、地方再犯防止推進計画策定のための研修会や、再犯防止関連部署を集めた施設参観を行っています。
また、地方公共団体が行う再犯防止施策に係る表彰式の副賞として、予算に応じた刑務所作業製品の御提案もさせていただいております。


 ↑上:刑務所参観  下:研修会での講演

◇ 広報誌「Lutone...」 (ルトネ) ◇


 広報誌「Lutone…」は、九州矯正管区成人矯正第二課が制作している刑務作業広報誌です。一つの製品を通して、それを作る受刑者と指導する職員の思い、それを手に取る消費者の思いを交錯させる内容となっており、受刑者の胸の内や更生を支える人たちの心模様が感じられる広報誌です。
 (下の画像をクリックすると、PDFが開きます。)
    

再犯防止啓発動画公開中!

(下の画像をクリックするとPDFファイルが開きます。)