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スウェーデン

スウェーデンでは、2000年代に、ソマリア、ボスニア等からの移民らによるテロ未遂や、国外のイスラム過激組織への参加等の動きが見られた。こうした中、2007年8月、ネリケス・アレハンダ紙が預言者ムハンマドの風刺画(ラルス・ヴィルクス作)を掲載してイスラム諸国等から反発を招き、同年9月には、「イラク・イスラム国」(ISI、現「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL))が、同風刺画作者及び同紙編集者の殺害を呼び掛ける声明を発出したほか、2008年4月には、「アルカイダ」が、スウェーデン及びデンマーク(同国の「ユランズ・ポステン」紙が2005年に預言者ムハンマドの風刺画を掲載)に「危害を加える」よう呼び掛け、スウェーデンは、「アルカイダ」の標的国の一つとされた(注46)。その後も同国では、2010年12月、イラク出身のスウェーデン人が、首都ストックホルムで風刺画の作者を批判した上で自爆テロを実行する事件が発生したほか、2011年9月、南部・ヨーテボリで、文化行事に参加する風刺画作者を標的とした爆弾テロ等を計画したとしてスウェーデン人3人(ソマリア系2人、イラク系1人)及びソマリア人1人の計4人が逮捕された。

また、2015年以降のISIL関連のテロ、摘発事案等に関しては、2016年11月に、南部・マルメで、シーア派モスクが放火される事件が発生し、2017年4月には、ストックホルム中心部で、ISILに忠誠を誓ったウズベキスタン人が歩行者の列にトラックで突入する事件(5人死亡)が発生した。また、2018年7月、米国国防総省は、スウェーデン等におけるテロを計画していたISILメンバーをシリアで殺害したと発表した。

さらに、デンマークの極右活動家が、2023年1月、在スウェーデン・トルコ大使館前で、コーラン(写し)を焼却した事件に対し、トルコを始めとしたイスラム諸国政府やイスラム教徒が、スウェーデン政府に対して抗議を行ったほか、イスラム過激組織は、同事件に対する報復テロを呼び掛けた。

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