内外情勢の回顧と展望(平成20年1月)
「内外情勢の回顧と展望 ―不透明化する国際情勢と国内公安動向―」(平成20年1月)
はしがき第1 平成19年の公安情勢の概況
第2 平成19年の国際情勢
1 北朝鮮・朝鮮総聯
(1) 進展と不透明さが併存する北朝鮮核問題
(2) 「経済重視」を打ち出しつつ,国内統制強化に腐心する北朝鮮
(3) 強硬姿勢を維持しつつ,我が国の対北朝鮮政策の転換を企図
(4) 核実験後の相互不信を抱えつつ,修復へ向かう中朝関係
(5) 韓国の対北宥和政策定着を狙う北朝鮮
(6) 難局の中,組織力回復に腐心する朝鮮総聯
2 中国
(1) 第二期胡錦濤政権が発足,政権基盤の強化に尽力
(2) 全方位の協調外交を積極的に展開,国際社会での地位向上を企図
(3) 我が国との「戦略的互恵関係」構築を目指しつつ,懸案事項では,自国の立場を強く主張
(4) 台湾総統選挙と北京オリンピックを控え,不安定要因を抱える中台関係
3 ロシア
(1) プーチン後継体制に移行するロシア
(2) 北方四島などの発展プログラムに着手したロシア
4 中東
(1) 混迷の続く中東情勢
(2) イランの核開発と国際社会の圧力
5 我が国に対する有害活動など
軍事転用可能な先端技術などの国外流出が懸念
6 国際テロ
(1) イスラム過激派などによるテロの脅威が拡大
(2) イラク反米武装勢力のテロ脅威とその拡散
(3) アジア各地でテロが続発。一部では攻撃手法多様化の傾向
第3 平成19年の国内情勢
1 オウム真理教
(1) 教団運営をめぐる対立からオウム真理教が分裂
(2) 組織の結束強化を図り,麻原への絶対的帰依の徹底を進める主流派
(3) “脱麻原”をアピールし,勢力拡大を企図する上祐派
2 共産党・過激派等
(1) 在日米軍の再編計画や自衛隊の海外派遣に反対する取組を展開
(2) 憲法改正及び教育改革問題に加え,「年金」,「格差」問題で政府批判を展開
(3) 組織建設活動の活性化を図る過激派
(4) 党の存在感のアピールに努める共産党
(5) 日本赤軍・「よど号」グループの動向
(6) 北海道洞爺湖サミットを見据え,各国団体と積極的に交流する反グローバル化勢力
3 右翼団体
北朝鮮,中国との諸問題を重点に活動した右翼団体
第4 特集
北海道洞爺湖サミットの開催に向けて
(1) 国際テロ,反グローバル化勢力などによる不法事案発生が懸念
(2) サミットの開催に向けて取組を強化する公安調査庁
第5 平成19年における公安調査庁の取組と今後の課題
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