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インターネット上の情報をうのみにしていませんか?

 この度の福島県沖を震源とする地震により被害を受けた皆様方に心からお見舞い申し上げます。

 平成23年3月の東日本大震災や平成28年4月の熊本地震の発生後,インターネット上で,特定の民族や特定の地域の人々を対象とする悪質な虚偽の情報,いわゆるヘイトデマが流れました。
 私たちは,インターネットを利用することによって,豊富で有益な情報を容易に収集することができますが,他方,あたかも正しい情報であるかのような体裁を装った根拠のない情報にも接する可能性があり,インターネットを利用する上で,「利便性と危険性」が隣り合わせであることを忘れてはいけません。
災害の発生や感染症の流行など,有事の際には,特に差別や偏見をあおる意図で虚偽の情報が投稿されている可能性もあります。
 もとより,虚偽の情報を流す行為は,社会に混乱を招くものであり,あってはなりません。ましてや,震災等によって住民が不安になっているのにつけ込み,特定の人々に対する差別や偏見をあおる意図で虚偽の情報を投稿する行為は,決して許されません。
 その上で私たちは,インターネット上の情報を受け取った際に,その情報をうのみにして,安易に拡散しないようにしなければなりません。
 インターネットの使い方を間違えると,自分自身が「被害者」にも「加害者」にもなるおそれがあります。
   私たちは,情報を受け取った場合にも,そして送る場合にも,信頼できる情報源で情報の真偽を確かめて冷静に行動する必要があります。
 
 法務省では,誰もが他人を傷つけず,安心・安全にインターネットを利用するためにはどうしたら良いかを考えていただくため,来る3月4日(木)午後2時から午後3時20分まで,「インターネットと人権・オンラインフォーラム~心ない投稿・コメントで人を傷つけないために~」を開催し,同時間帯にhttps://youtu.be/ffujdNfKII8にて配信します。
 インターネット上で,いわれのない誹謗中傷を受け続けた経験をお持ちのスマイリーキクチ氏(タレント)による基調講演,同氏を交えたパネルディスカッション等を予定しています。
参加費無料で,申込みの必要もありません。
 インターネット上の情報と上手く付き合うために,私たちがどうするべきか,今一度立ち止まってよく考えましょう。
 みなさんのご視聴をお待ちしています。