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「人権擁護功労賞」受賞者が発表されました

12月4日(木),法務省及び全国人権擁護委員連合会の主催による平成26年度「人権擁護功労賞」の受賞者が次のとおり発表されました。

この「人権擁護功労賞」は,人権擁護委員の活動等を通じてかかわりのある企業やNPO法人等の団体及び個人の中から,人権擁護上,顕著な功績があったと認められた方に対し,法務大臣及び全国人権擁護委員連合会長が表彰を行うもので,12月4日から10日までの人権週間期間中に各法務局・地方法務局において表彰伝達式が執り行われました。

○ 法務大臣表彰状

株式会社名鉄百貨店(愛知県名古屋市)

大分県立宇佐産業科学高等学校(大分県宇佐市)

○ 全国人権擁護委員連合会長表彰状

株式会社阪神タイガース(兵庫県西宮市)

株式会社ニューメディア函館センター(北海道函館市)

○ 法務大臣感謝状

株式会社山梨日日新聞社(山梨県甲府市)

株式会社南日本新聞社(鹿児島県鹿児島市)

受賞団体の功績の概要及びコメント

1 法務大臣表彰状

○ 株式会社名鉄百貨店(愛知県名古屋市)

功績の概要

同社は,名古屋法務局及び愛知県人権擁護委員連合会等が主催する豊かな人権感覚を身に付けてもらうことを目的とした「人権を理解する作品コンクール」に20年以上の永きにわたり協賛しており,また,愛知県内の小・中学生が作成した人権に関するポスター,標語及び書道の作品の展示会場及び表彰式会場を提供するとともに,年2回開催する特設人権相談所の会場を無償で提供するなど,人権尊重思想の普及高揚に大きく貢献している。

これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。

株式会社名鉄百貨店に賞状を渡す様子

株式会社名鉄百貨店

受賞団体からのコメント(抜粋)

この度は,法務大臣表彰という名誉ある賞を頂き,深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みに,これからも人権尊重思想の普及高揚のお役に立てるよう取り組んでまいる所存です。ありがとうございました。

○ 大分県立宇佐産業科学高等学校(大分県宇佐市)

功績の概要

同校は,平成16年から,大分地方法務局宇佐支局及び宇佐人権擁護委員協議会が主催する花の育成・配布等により豊かな人権感覚を身に付けてもらうことを目的とした「愛の花づくり運動」に年間を通じて積極的に参加・協力し,同運動において使用する花の種まき,苗や花の植栽を行い,夏休み期間も同校の生徒が当番制で水を散布するなど,花の育成管理を実施し,人権啓発活動に協力している。

また,育成した花を人権標語等を付したプランター等に植えて,人権擁護委員とともに,公共施設,学校,高齢者施設等に配布し,地域住民や高齢者,児童の人権尊重思想の普及高揚に大きく貢献している。

これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。

大分県立宇佐産業科学高等学校に賞状を渡す様子

大分県立宇佐産業科学高等学校

受賞団体からのコメント(抜粋)

この度は,「人権擁護功労賞」という名誉な賞を頂き,誠にありがとうございます。生徒たちは,花の栽培を通して多くの方々と関わり,成長してきました。今後も人権擁護の諸活動へ積極的に参加していきたいと思います。

2 全国人権擁護委員連合会長表彰状

○ 株式会社阪神タイガース(兵庫県西宮市)

功績の概要

同社は,16年以上の永きにわたり,人権週間中の街頭啓発活動において,球団管轄のプロ野球選手を「一日人権擁護委員」として派遣するほか,兵庫県人権啓発活動ネットワーク協議会と連携し,甲子園球場において試合前・試合途中のグラウンド整備時間中を利用した啓発活動に協力し,球場内の大型ビジョンでの広報ビデオ放映等を行っており,広範囲の国民に対する人権尊重思想の普及高揚に貢献している。

これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において顕著な功績があると評価された。

株式会社阪神タイガースが賞状を受け取った様子

株式会社阪神タイガース

受賞団体からのコメント(抜粋)

スポーツ振興や少年少女の健全な育成を重要な役割と認識して,様々な活動を行うことを球団のあるべき姿の一つに掲げ,地域貢献活動を行ってきました。この受賞を機に,社会から期待される存在であることを認識し直し,地道な取組を続けてまいります。

○ 株式会社ニューメディア函館センター(北海道函館市)

功績の概要

同社は,平成21年から,函館地方法務局及び函館人権擁護委員連合会と協力して,人権擁護委員制度の周知や人権思想の普及高揚を目的とした「広げよう人権の輪」の番組を無償で制作し,「子どもの人権」,「高齢者の人権」,「男女共同参画」及び「インターネット上の人権侵害」等をテーマに放送を続けており,地域住民に対する人権思想の普及高揚に大きく貢献している。

また,人権教室,人権の花運動,人権作文コンテスト表彰式など,人権擁護委員が行う各種啓発活動をニュース番組として積極的に放送し,地域住民への周知に貢献している。

これらの活動は,人権尊重思想の普及高揚と法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。 

株式会社ニューメディア函館センターに賞状を渡す様子

株式会社ニューメディア函館センター

受賞団体からのコメント(抜粋)

この度は名誉ある賞を頂き,深く感謝申し上げます。また,地域との連携を企業理念に掲げる弊社として大変光栄に存じます。今後も人権擁護委員の皆様と共に啓発活動に取り組み,更なる情報発信に努めたいと考えております。

3 法務大臣感謝状

○ 株式会社山梨日日新聞社(山梨県甲府市)

功績の概要

同社は,昭和58年度から,「全国中学生作文コンテスト」山梨県大会において,後援者又は共催者として,審査員の派遣,表彰状及び副賞の贈呈を行っているほか,講評を寄稿している。そして,同社新聞に,表彰式の様子や優秀作品を掲載することなどにより,人権啓発活動に協力している。また,法務省の人権擁護機関が実施する各種人権相談強化週間や様々な啓発活動等に関する記事について,紙面に積極的に掲載し,地域住民への周知に貢献しており,これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。

株式会社山梨日日新聞社に賞状を渡す様子

株式会社山梨日日新聞社

受賞団体からのコメント(抜粋)

新聞社の使命として中学生や読者の人権意識の高揚に取り組んでまいりました。人権尊重は社会の基本であり,今後も,啓発に努めていきたいと考えております。

○ 株式会社南日本新聞社(鹿児島県鹿児島市)

功績の概要

同社は,「全国中学生作文コンテスト」鹿児島県大会において,25年以上の永きにわたり,後援者として,審査員の派遣,講評を寄稿しているほか,同社新聞に,表彰式の様子や優秀作品を掲載しており,平成26年度からは,表彰状及び副賞の贈呈を行うこととしている。また,平成9年から実施している鹿児島地方法務局及び鹿児島県人権擁護委員連合会主催の鹿児島県小学生人権作文コンテストにおいても,後援者として審査員を派遣し,人権啓発活動に協力している。このほか,法務省の人権擁護機関が実施する各種人権相談強化週間や様々な啓発活動等に関する記事,「人権教室」等の特集記事について,紙面に積極的に掲載し,地域住民の人権問題への関心を高めることに貢献している。

これらの活動は,地域住民に対する人権尊重思想の普及及び高揚において,また,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。

受賞団体からのコメント(抜粋)

この度は,名誉ある賞を頂き,深く感謝申し上げます。今後とも,人権擁護の意識高揚,啓発の一助となるよう,報道機関の使命として情報発信に,積極的に努めてまいります。