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そんなとき法テラスがお役に立ちます!

VOL.29 ~法テラスシンポジウム開催決定~

法テラスでは,司法サービスに携わる弁護士や司法書士が福祉関係者等と連携し,高齢者・障害者など,自分で司法サービスにたどり着けない方が抱える問題の総合的解決を図る「司法ソーシャルワーク」の推進に取り組んでいます。司法ソーシャルワークを周知・普及・発展させるため,この度,法テラスシンポジウムを開催することとなりました。興味のある方は、ぜひご参加ください♪

【日時】
平成27年2月7日(土)13:30~16:45(予定)
【場所】
東京コンベンションホール 大ホール 
東京都中央区京橋3-1-1
【定員】
250名(先着順・要事前申込)
【お申込み方法】

平成27年1月30日までに以下のいずれかの方法でお申込みください。

ウェブ:
法テラスシンポジウム
Fax:
03-5330-5693
(24時間受付)
メール:
info@houterasusympo.jp
はがき:
〒135-0063
東京都江東区有明3-6-11
TFTビル東館7階
株式会社シミズオクト内
法テラスシンポジウム参加受付事務局
電話 :
03-5530-5695
(平日10:00~19:00)

住所・氏名・職業・電話番号・年齢・性別をご記入ください。登壇者への質問も受け付けています。
※参加には事前にお送りする「参加証」が必要ですが,場合によっては当日の受付が可能な場合もございます。

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■法テラスって?

私たち法テラス(日本司法支援センター)は,国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」です。

法テラスでは,法的トラブルを抱えた方に,解決に役立つ法制度や相談窓口を紹介する情報提供や,経済的に余裕のない方を対象とした無料の法律相談などを行っています。

法テラスサポートダイヤル 0570-078374 ※PHS・IP電話からは、03-6745-5600にお電話下さい。受付時間 平日9:00~21:00 土曜日9:00~17:00 法テラスホームページ

「法制度整備支援の現場から ~法律の定着を目指して~」

カンボジア国旗の画像

これは,1993年から使われているカンボジア国旗です。青,赤,白の3色で構成されています。カンボジアのスローガンである国家,宗教,国王を象徴化させたもので,青は国王に対する忠誠心,赤は国家を意味し,白で描かれた建物はアンコールワットで,仏教を示しているそうです。アンコールワットはヒンドゥー教の寺院として建てられましたが,現在,その中央祠堂には,もともと安置されていたとされるヒンドゥー教のビシュヌ神像に代わり,仏教徒によって持ち込まれた仏像が安置されています。

カンボジアでは,1975年からのポル・ポト政権による支配,長期間にわたる内戦等を経て,1993年,自立した国家として再スタートしました。ところが,ポル・ポト政権時代に,法律の廃止や,法律家を含めた知識人の大量虐殺等が行われたため,法律の整備と法律家の育成が大きな課題となっていました。そのような状況の中,カンボジア政府からの支援の要請にこたえ,1996年から,JICAの枠組みにより,法務省も参加してカンボジアに対する法整備支援が始まりました。その後,民法と民事訴訟法の起草を支援するプロジェクトや,裁判官などの人材育成を支援するプロジェクトがスタートし,その成果として,2006年に民事訴訟法が,2007年に民法がそれぞれ成立し,実際に使用されています。現在は,これらの法律の普及を目的とし,司法省,裁判官等の養成校,弁護士会,大学を対象として,法律の解釈運用を検討する4つの研究会を立ち上げ,日本の法律実務家が分担して指導するなどして,人材育成に取り組んでいます。

写真は,定期的に開催されている裁判所書記官を対象とするセミナーの様子です。セミナーの講師は,研究会に参加する裁判官等です。このようなセミナーを通じ,広く,全国の裁判官や裁判所書記官に対して,法律の普及に努めています。また,弁護士会においても,同様の活動がされています。

法律が一般の方々に普及するまでには長い時間が掛かりますが,これらの活動を継続することで,近い将来,カンボジアが,独力で,安定的に,法律を適切に解釈運用できるようになることを期待しています。

(カンボジア長期派遣専門家 原 雅基)