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記者が行く!~共同キオスクって何だろう~
皆さま、こんにちは!
今回は、4月から一部の空港で本格運用が始まった共同キオスクについて、出入国在留管理庁出入国管理課の担当者にお話を伺おうと思います。
さっそくですが、共同キオスクとはどのような取組なのでしょうか?
共同キオスクは、旅客の利便性向上と水際対策の更なる効率化を実現するため、入管・税関手続に必要な情報を同時に提供することを可能とするものですが、省庁の枠組みを超えた取組として、出入国在留管理庁及び財務省税関が共同で導入、運用を行っており、令和7年4月から順次、羽田空港、成田空港、関西空港で本格運用を開始しています。

共同キオスクのポスター
確かにニュースや新聞でも最近目にすることがありますね。共同キオスクは、どのように利用するのでしょうか?
次の手順に沿って、日本人・外国人ともに共同キオスクを御利用いただけます。
- ①デジタル庁が提供するVisit Japan Web(VJW)で税関申告書やEDカード(外国人の場合)の内容を入力し、二次元コードを作成します。
- ②共同キオスクに二次元コード及びIC旅券を読み取らせ、顔写真(加えて、外国人は指紋)を提供します。
- ③日本人の場合、ウォークスルーゲートに情報が連携され、旅券の再提示なく顔認証で帰国手続を受けることができます。
外国人の場合、審査に必要な情報は提供済みであり、スムーズに入国審査を受けることができます。 - ④税関検査が不要な場合、顔認証で税関Eゲートを通過できます。
共同キオスクの導入後、入国審査はどのように変わりますか?
日本人については、改めて旅券を提示することなくウォークスルーゲートにより入国審査場を立ち止まることなく通過できます。
外国人については、従来の入国審査では審査ブース等で取得していた指紋・顔写真やEDカードの情報を、審査場外にも設置可能な共同キオスクで取得することにより、混雑するポイントを分散させることができます。
先日、現場へ視察に行った際、共同キオスク利用者の入国審査にかかるスピードが格段に速くなっていることを確認できました。その効果をより普及させることで、入国審査が変わっていくと確信しています。

関西空港(第1ターミナル)の共同キオスク
今後、他の空港に共同キオスクが導入される予定はありますか?
現在、共同キオスクは関西空港(第1ターミナル・第2ターミナル)、羽田空港(第2ターミナル・第3ターミナル)及び成田空港(第3ターミナル)で運用中ですが、令和7年度中に成田空港には増設(第1ターミナル・第2ターミナルに新しく導入)し、福岡空港には新しく導入することを予定しています。
対象空港を御利用の際は、ぜひ共同キオスクを御活用いただき、スムーズな入国手続を御体感ください。
今後ますます便利になるということですね!旅行や出張で海外から帰国する際は、さっそく共同キオスクを利用してみたいと思います。
今回はありがとうございました!