CONTENTS
「変わっていく時間」に希望を持って
~第75回“社会を明るくする運動”~
“社会を明るくする運動”(通称「社明(しゃめい)運動」)は、国民の皆さまが、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの立ち直りについて理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための国民運動として、本年で記念すべき第75回を迎えます。本年の運動におけるコンセプトや取組について、御紹介します。
#社明75 のコンセプト

第75回“社会を明るくする運動”ポスター
昨年の第74回運動では、「想う、ときには足をとめ。」をメインコピーとし、「待てない社会」「ファスト文化」などと言われる高度に情報化された現代社会において、更生保護に関わる人たちが、人を信じて「待つこと」「時間をかけること」に価値を置く姿に焦点を当てました。
第75回のメインコピーは、「Time with Hope―進む、希望とともに。」。立ち直ろうと努力する人たちと、そんな彼ら、彼女たちが変わっていくことを願って、寄り添い、ともに歩み続ける更生保護ボランティアの姿・時間に焦点を当てています。立ち直りを支える方々の想いを広く知っていただくことにより、もっともっと更生保護の取組への御理解を広げていきたいと思っています。
#社明75 における取組
「社明運動」は各都道府県、市区町村において、地方公共団体、保護観察所、民間団体等が協力して、毎年、各地域に根差した特色ある活動を展開しています。ここでは、中央で実施した主な取組について御紹介します。

キックオフイベントの様子
7月1日(火)、渋谷よしもと漫才劇場において、第75回“社会を明るくする運動”強調月間のキックオフイベントを開催しました。例年は法務省にて開催していたところ、本年は渋谷よしもと漫才劇場で開催するという初めての試みでしたが、100名を超える方に御来場いただき、盛況のうちに終了しました。当日は、鈴木法務大臣から、第75回“社会を明るくする運動”強調月間のスタート宣言が行われました。
また、このイベントでは、「“動画で社会を明るくせよっ”よしもと若手芸人リールコンテスト」の開幕式が行われました。このコンテストは、若手芸人の方々が“社会を明るくする運動”をテーマに作成した動画をインスタグラムに投稿し、「いいね」の数を競うもので、当日はコンテスト出場者9組の作品が披露されました。なお、このコンテストは、7月25日(金)に終了し、さや香さんが見事優勝に輝きました。さや香さんには、“社会を明るくする運動”よしもとサポーターに就任いただき、今後、社明運動を応援していただく予定です。
キックオフイベントの様子は、後日、YouTube法務省チャンネルにアップしますので、ぜひ御覧ください!
丸善雄松堂株式会社様及び株式会社丸善ジュンク堂書店様の御協力により、強調月間である7月中、両社の運営する全国の書店や図書館等において、“社会を明るくする運動”のポスターを掲示いただくほか、スタッフの皆さまに「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」を着用いただきました。


運動の輪の拡大
中央行事だけではなく、各地の「社明運動」を地域の方々に知っていただき、さらにはイベントに参加いただけるよう、積極的な情報発信を行ってまいります。本運動が目指す立ち直り支援の輪に、ぜひ御参加ください。引き続き皆さま方の御協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。