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法制度整備支援の現場から
ラオス人民民主共和国長期派遣専門家 矢尾板 隼
2025年は日本とラオスの国交関係が樹立してから70周年にあたる記念の年であり、両国それぞれでたくさんのイベントが行われましたが、法制度整備支援の現場で働く私にとっても印象深い2つの出来事がありました。
〜ラオス高官招へい〜
1つは、司法省副大臣、最高裁副長官といったラオスの高官の方々を日本に招待し、私も同行して日本側の関係機関を訪問したことです。70周年を記念し日本側・ラオス側の司法機関等の高官に直接会っていただき親交を深めることと、ラオスへの法制度整備支援に長年関与いただいている大学教授らとこれからの協力の方向性について議論をすることを目的としたものでした。
ラオス側の皆さまからはいずれもこれまでの日本の支援を高く評価するコメントがなされ、日本側関係者の皆さまからはいずれも温かい歓迎の言葉が述べられました。大学教授らとの議論においてはラオスの司法分野における課題の核心部分を深掘りする充実した議論が行われ、在任中で最もと言っても過言ではないほど充実した出張となりました。
左から筆者、最高人民裁判所ブンクワン副長官、司法省ケッサナー副大臣、
ラオス国立大学ウンラー副学長、最高人民検察院カムペット副長官
〜愛子内親王殿下の御訪問〜
2025年の日ラオス関係で最も話題になったのはもちろん、愛子内親王殿下のラオス御訪問です。日本でも大きく報道で取り上げられたかと思いますが、ラオスでも同様に大きな話題となり、とりわけ御滞在中は連日SNSが大賑わいでした。
御訪問は1週間程度の限られたものでしたが、最終日に在留邦人との御接見の機会が設けられ、日本人会会長や商工会会頭、JICA事務所所長らと共になんと私も法務省から派遣されたJICA長期専門家としてお目に掛かる機会にあずかりました。
日本・ラオス両国間における国際協力として、長年にわたり法制度整備支援が続けられてきたことなどに鑑みてお声を掛けていただいたものと思いますが、直接お話をさせていただいた際にも愛子内親王殿下から、法律分野の支援が重要である旨のお言葉をいただきました。人生最初で(おそらく)最後の大変光栄な機会をいただけたもので、ますます精進せねばと思った次第です。
(宮内庁ホームページ)
https://www.kunaicho.go.jp/watch/activity/schedule01/2025lao/613.html
