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令和元年度ハンセン病に関するシンポジウム(名古屋会場)

 ハンセン病をめぐる偏見・差別の解消及びハンセン病に対する知識の普及啓発を目的として,平成17年度からハンセン病に関するシンポジウムを開催しています。

令和元年度の開催結果

 令和2年2月1日に,愛知県名古屋市において,「ハンセン病に関するシンポジウム~ハンセン病に関する患者・元患者・その家族がおかれていた境遇を踏まえた人権啓発活動~」を開催しました。
 当日は,基調講演のほか,基調報告・パネルディスカッション,朗読・トークショーなどが行われ,参加者の皆さんには,ハンセン病を取り巻く問題を考えるとともに,幅広い人権を尊重する大切さを学んでいただくことができたものと考えています。

基調講演

 ハンセン病家族訴訟原告団副団長の黄光男さんから,ハンセン病と家族をテーマにしたオリジナル曲「思いよ とどけ」などのギター弾き語りを交えながら,我が国においてかつてとられた施設入所政策のために,ハンセン病を発病した家族と離され,福祉施設で育った生い立ち,家族がハンセン病であったことをなぜ語るのか,なぜ語れなかったのかといった家族としての思い,ハンセン病家族訴訟等について,お話しいただきました。

   
基調講演の様子

基調報告・パネルディスカッション

 ハンセン病家族訴訟弁護団共同代表を務めた弁護士の徳田靖之さん,毎日新聞大阪本社政策技術局長の斉藤貞三郎さん,フリーアナウンサーの藪本雅子さんがそれぞれ基調報告を行いました。
 また,基調報告に続いて,公益財団法人人権教育啓発推進センターの坂元茂樹理事長のコーディネートの下,黄光男さんも加わり,会場から寄せられた多くの質問へパネリストが熱心に応答し,最後は,家族が差別されることを避けるために多くの患者・元患者が仮名を使用した歴史があること,一人一人のハンセン病者・元患者及び家族の方が尊厳ある人間として生きていく価値を持っていること,そして差別されてきた人たちの苦痛や痛みを想像し,共有し,二度と差別を繰り返さないということを確認したい,との言葉で締めくくられました。



  
パネルディスカッションの様子

朗読・トークショー

 本年度の全国中学生人権作文コンテスト中央大会において法務大臣賞を受賞した藤原凜華さんから,鹿児島県鹿屋市にあるハンセン病療養所の星塚敬愛園の語り部との交流を描いた受賞作品「星塚のじぃやん」の朗読が行われ,藪本雅子さんの進行により,作文に関連するエピソードなどを語っていただきました。
 また,俳優・文筆家の中江有里さんから,「ハンセン病家族訴訟原告からのメッセージ ~あなたに届けるハンセン病家族原告からの生の声~ 思いよ届け!」の中から2編の朗読が行われ,朗読したメッセージへの感想や,ハンセン病患者だった北条民雄の文学作品に学生時代に触れ,ハンセン病の歴史について学んだこと,偏見・差別の解消のために,ハンセン病について正しく知ることが大切といったことをお話いただきました。

  


朗読・トークショーの様子