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令和7年度人権啓発資料法務大臣表彰

令和7年12月5日
 人権啓発資料法務大臣表彰は、人権思想の普及高揚と基本的人権の擁護の促進を図り、地方公共団体における今後の人権啓発活動をより一層充実させることを目的に、地方公共団体が作成する人権に関する啓発資料について、法務大臣が表彰するものです。
 令和6年度中に全国の地方公共団体が作成した人権啓発資料から825点の作品の応募があり、その中から最優秀賞及び優秀賞を選定しました。

【最優秀賞 映像作品】

<タイトル>
ハンセン病問題啓発動画「記憶を受けつぐ旅~岡山県瀬戸内市・長島に残るハンセン病の歴史~」
<制作者>
 瀬戸内(岡山県)

■受賞理由
 瀬戸内市が有する2つの国立ハンセン病療養所「長島愛生園」と「邑久光明園」の歴史と現在を通してハンセン病問題を語る内容であり、特にハンセン病問題について知識を持たない人々に対してハンセン病問題を知るための第一歩として非常に有益な動画となっている。
 取り分け、療養所の近くに住む市民の視点から語られる入所者等に向けられた差別の話のほか、療養所内での土木作業や農耕作業等を患者自身に行わせた「患者作業」等を記録した資料として貴重な映像も含まれており、ハンセン病問題は風化させてはいけない問題であるということを認識させる上で、高い啓発効果が期待できる優れた映像作品である。

■問合せ先
瀬戸内市 総合政策部ダイバーシティ推進室
所在地:〒701-4292 岡山県瀬戸内市邑久町尾張300番地1
電話:0869-22-3922

【優秀賞 ポスター部門】

<タイトル>
『「なんの線引き?」 出身にかかわる就職差別が今もあります。――同和問題について考えよう』(長野美術専門学校との連携による人権ポスター)
<制作者>
長野県
 
■受賞理由
 靴と鞄、そして道に引かれた一本の線の写真から、就職に関わる部落差別(同和問題)を端的に表現した良質なポスターである。シンプルなデザインながらも印象的なキャッチコピーが目を引き、本ポスターを見た者に部落差別(同和問題)について知り、考えるきっかけを与えるような効果的なデザインとなっている。
 また、今後、就職活動を控えている美術専門学校生と共同で制作したという点も、受け手側だけでなく作り手側への啓発にもつながっており、高い啓発効果が期待できる。
 
■問合せ先
長野県 県民文化部 人権・男女共同参画課
所在地:〒380-8570 長野県長野市大字南長野字幅下692番地2
電話:026-235-7106

【優秀賞 出版物部門】


<タイトル>
じんけんパンフレット Flat2025 Vol.6 心の視線の向こうに
<制作者>
西脇市(兵庫県)

■受賞理由
 様々な人権課題について、「知る」「感じる」「行動する」という3つの観点から紹介し、自治体独自の事例を盛り込むなど、一般向けに丁寧かつ分かりやすく解説した優れた啓発冊子である。
 誰もが気軽に手に取れるような表紙のデザインに加え、レイアウトも見やすく、それぞれの人権課題に対してどのように行動すれば良いのかなどもまとめられている。また、より詳細な資料にリンクされたQRコードを掲載することで、読者一人一人が「自分もやってみよう」と一歩踏み出すきっかけとなるような工夫がされており、読者の行動変容につながることが期待できる。

■問合せ先
西脇市 教育管理部人権教育課
所在地:〒677-8511 兵庫県西脇市下戸田128番地1
電話:0795-22-3111
 

【優秀賞 映像作品部門】

 
   人権課題「障がいのある人」について 「あなたの小さな気づき それは きっと誰かのためになる」(大阪市HPにリンクします)

<タイトル>
人権課題「障がいのある人」について 「あなたの小さな気づき それは きっと誰かのためになる」
<制作者>
大阪市(大阪府)

■受賞理由
 車椅子利用者や視覚障害者、聴覚障害者を例に、障害のある人が生活を送る上で困難に感じることについて周りの人がどのように行動することが良いのか紹介した動画である。
 障害の種類や程度は様々であり、それぞれの特性を理解することが重要であるということを4分という短い時間ながらも分かりやすくまとめられており、様々な啓発の場で活用できる内容となっている。
 本動画を活用することで、視聴者に対し、共生社会を築いていく上での気付きや行動変容を促すことが期待できる。
 
■問合せ先
大阪市 市民局人権啓発・相談センター
所在地:〒550-0012 大阪府大阪市西区立売堀4丁目10番18号 阿波座センタービル1階
電話:06-6532-7631

過去の受賞作品

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