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記者が行く!
~法務省旧本館(赤れんが棟)について~

【記 者】

皆さま、こんにちは!

今回は、本広報誌「あかれんが」の表紙にもなっている法務省の赤れんが棟について、担当者にお話をお伺いしてきました。

記 者

赤れんが棟とはどのような建物なのでしょうか?

担当者

赤れんが棟は、ドイツ人建築家ベックマンとエンデ両氏の設計にかかるもので、7年余りの歳月を費やして明治28年12月、司法省として竣工されたものです。その後、昭和20年3月、戦災のためれんが壁を残し屋根、床などを焼失したため、昭和23年から同25年にかけて復旧工事を行い、屋根などの形状や材質が一部変更されていましたが、平成の改修工事では明治28年の創建当時の姿に復原され、平成6年12月27日には国の重要文化財に指定(外観のみ)されました。「明治の官庁集中計画の唯一の生き残った歴史的建築物として、霞が関地区の景観に欠かすことのできない建築」として位置付けられており、ドラマなどの撮影に使われることもあるんですよ。

旧司法大臣官舎大食堂

旧司法大臣官舎大食堂

エンデ&ベックマン第一次計画案透視図

エンデ&ベックマン第一次計画案透視図

記 者

ドラマの撮影ですか?

担当者

最近のものですと、「太平洋戦争80年・特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」[NHK総合]」の一部のシーンで使用されました。ただし、このときは法務省赤れんが棟を当時の海軍省という設定にして撮影が行われました。

特集ドラマの撮影風景1
特集ドラマの撮影風景1

特集ドラマの撮影風景

ほかにも、BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」では、出光美術館周辺で立ち寄ることができるおすすめスポットとして、赤れんが棟及びその中にある法務史料展示室が紹介されました。

赤れんが棟南玄関

赤れんが棟南玄関

法務史料展示室

法務史料展示室

赤れんが棟は、都心部にあってアクセスも良く、その華麗なたたずまいが目を引きます。ここで紹介したものは一例ですので、今後もテレビなどでお目に掛かることがあるかもしれませんね。

なお、ここで紹介した法務史料展示室は一般に公開されています。明治の雰囲気を気軽に感じることができますので、ぜひ足を運んでみてください。

記 者

ロケ地巡りとして訪れても楽しめそうですね!

ありがとうございました。