CONTENTS
「法務省で働くひと・しごと紹介」Vol.18
~入国審査官~
- Q1
- 入国審査官ってどんな仕事?
名古屋出入国在留管理局静岡出張所は、日本に滞在する外国人の在留審査業務を行っているほか、清水港や静岡空港における出入国審査業務も行っています。
私は主に在留審査業務に従事しています。静岡県には多くの外国人が住む地域や多くの外国人が働く伊豆、熱海などのリゾート地があることから、在留関係の申請が多くあります。
これらの申請を、適正かつ円滑に審査することが、入国審査官としての業務の1つでもあります。
- Q2
- 最近のトピックスは?
(担当部署またはご自身が力を入れていること、重要課題などを記載してください。)
新型コロナウイルス感染症に係る水際措置のため、国際クルーズ船の寄港が停止していましたが、今年3月、3年ぶりに国際クルーズ船の寄港が再開され、その第1号が清水港に寄港しました。私にとって国際クルーズ船の対応は初めての経験であったため、とても緊張しましたが、他の職員と協力して無事審査を終えたときには、達成感を得ることができました。
今後は外国人観光客等の増加が見込まれますので、この経験を生かし、厳格かつ円滑な出入国審査が実現できるよう、日々勉強していきたいです。
- Q3
- 入国審査官のやりがいって何?
在留審査にあたっては、在留資格に応じて審査のポイントが異なり、また、外国人一人ひとりに様々な事情や背景があることから、ひとつとして同じ審査はありません。そのため、審査の過程で判断に迷うこともありますが、先輩職員や同僚と意見を交わしたり、様々な関連法規を調べたりして結論を得ることができたときに、大きなやりがいを感じます。また、窓口や電話にて外国人に関する相談対応をすることがあるのですが、その際に、「丁寧に説明してくれて分かりやすかったよ、ありがとう。」などと感謝の言葉をいただいたときにもやりがいを感じます。
- Q4
- 心に残っているエピソードがあれば教えてください。
行政書士や船舶代理店の方々に対して、在留資格や退去強制、船舶業務等の手続について説明を行う機会がありました。この説明を通じて、私たちの業務に対する理解を一層深めていただくことができたのではないかと感じ、また、参加された方から「講義はとてもわかりやすく参考になった。またぜひ講義をお願いしたい。」などのお褒めの言葉をいただいた際には、さらに活躍できるよう様々な知識を身につけていこうと、業務に対するモチベーションが上がりました。

