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広げよう!やさしい日本語
~やさしい日本語の研修のための手引~

Q1
やさしい日本語とは?

やさしい日本語とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮した分かりやすい日本語のことです。

Q2
やさしい日本語って必要なの?

日本に住む在留外国人の数は、令和4年(2022年)12月末時点で307万人に上り、国籍も多様化し、上位10の国・地域の主な言語だけでも9言語になります。

外国人が日本で安心・安全に生活するためには、日本の法律やルール、在留や社会保険などの手続を正確に理解することが大切ですが、すべて翻訳・通訳して情報提供するには限界があります。

そこで、多言語での翻訳・通訳に加えて「やさしい日本語」を活用して、外国人にとって分かりやすく情報提供を行うことが重要になっています。

グラフ
在留外国人の国籍・主な言語、人数(2022年12月)
在留外国人の国籍・主な言語、人数(2022年12月)

やさしい日本語の普及をしています

こうした状況を受け、政府ではやさしい日本語の積極的な推進を施策の一つとしており、外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策では、全ての省庁で「外国人向けの行政情報・生活情報の更なる内容の充実と、多言語・やさしい日本語化による情報提供・発信を進める。」としています。

地方公共団体でも「地域における多文化共生推進プラン」等により、コミュニケーション支援の一環として、やさしい日本語の普及に取り組んでいます。

また、出入国在留管理庁及び文化庁は、令和2年(2020年)8月に書き言葉に焦点を当てた「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」、令和4年(2022年)10月には会話でやさしい日本語を使う際の効果的な方法を整理した「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン~話し言葉のポイント~」を取りまとめ、やさしい日本語の普及に積極的に取り組んでいます。

在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン
在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン
話し言葉のポイント
話し言葉のポイント

「やさしい日本語の研修のための手引」を作成しました。

やさしい日本語を一層普及するためには、やさしい日本語の研修や周知など、積極的に取り組んでいくことが効果的です。

しかし、研修について、

  • どのような研修内容にすればよいのか

  • 他の地方公共団体等はどのような研修を行っているのか

など、研修の企画・実施を行う地方公共団体等の職員等に、ノウハウが乏しかったため、令和4年度に出入国在留管理庁と文化庁は、研修の企画・実施のための情報や研修教材等を分かりやすくまとめた「やさしい日本語の研修のための手引」を作成しました。

ガイドライン

この手引では、

手引き

を掲載しています。

どのような教材を使ってよいか分からない方でも、こちらに掲載されている教材を使って研修を行うこともできます。

研修の企画・実施にはこの手引を役立てていただき、やさしい日本語の輪を広げていただければ幸いです。