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法務省で働くひと・しごと紹介 Vol.12
~国際政策第四係~

係 名:国際政策第四係
所 属:大臣官房国際課

Q1
国際政策第四係ってどんな仕事?
A1:

法務省の国際関係の仕事のうち、大臣官房や法務総合研究所の所掌事務に関係する政策の企画や立案を担当しています。中でも、法制度整備支援については、法務総合研究所、外務省や国際協力機構(JICA)などの関係機関と連携し、戦略的・効果的な展開の方策を検討しています。また、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国などとの法務・司法分野での協力や、最高裁判所、特許庁などと共同で国際知財司法シンポジウム(JSIP)の実施も担当しています。

画像:記念撮影(JSIP法務省主催パートの関係者)

記念撮影(JSIP法務省主催パートの関係者)

画像:ASEAN各国の高級法務実務者との協議で開会挨拶をする髙嶋法務事務次官

ASEAN各国の高級法務実務者との協議で
開会挨拶をする髙嶋法務事務次官

Q2
最近のトピックスは?
A2:

法務・司法分野における日本とASEANとの連携をより一層強化するため、日ASEAN友好協力50周年を迎える2023年に、ASEAN各国から法務・司法大臣を日本に招き、日ASEAN特別法務大臣会合を実施する予定であり、現在その調整を進めています。法務省では、これまでも法制度整備支援やJSIPの実施などを通じ、ASEAN各国との信頼関係を築いてきましたが、この会合を機に更にその関係を深化させていきたいと考えています。

Q3
国際政策第四係のやりがいって何?
A3:

我々が所管する法制度整備支援を始めとした支援、会議、シンポジウムなど国際的な取組は、すぐに結果が目に見えるものではありません。しかし、これらの取組は、各国が法の支配を実現し、持続的成長を可能としていくと同時に、日本と諸外国との連携強化や海外に進出する日本企業を下支えするものとなります。これらの取組の意義や重要性が政府各種提言や政策に反映されたり、これらの取組を広報することで興味を持った方々がシンポジウムなどに来ていただけたりすることで、多くの方により理解を深めていただけると感じたときにやりがいを感じます。

Q4
心に残っているエピソードがあれば教えてください。
A4:

ある国際シンポジウムの準備では、海外の登壇者と事前に連絡をとりあう中で、時差、時間感覚、言語、価値観がそれぞれ違い、乗り越えるべき壁がいくつもありました。例えば、オンライン打合せの日程が何回も変更されたり、当日急遽登壇者が欠席となってしまったりなど肝を冷やすことが多かったですが、関係者一同、シンポジウムをより良いものにしたいという気持ちの下、力を合わせてシンポジウムを成功させられたことが心に残っています。