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法務省で働くひと・しごと紹介 Vol.22
~法務総合研究所(研修第一部・研修第二部・研修第三部・総務企画部研修事務部門)~
- Q1
- 教官及び研修専門官ってどんな仕事?
法務省職員(注)に対する研修を実施しています。教官は、職員として必要な知識及び技能を教授し、研修専門官は、その実施に必要な事務を行っています。
多様化・複雑化する業務に的確に対応できるよう、講義・討議・実習など、当所の研修はなかなか充実しているのですよ!
(注)法務省職員のうち、検察庁職員・法務局職員・保護局関係職員- Q2
- 最近のトピックスは?
本年6月、研修第一部教官等が、韓国の法務研修院を訪問しました。同院は、韓国の法務部(日本の法務省に相当)に所属する職員の研修や、法務行政に関する調査・研究を行っている機関です。同院の教授から、韓国における検事研修について説明していただき、意見交換を行いました。
他方、当所で行っている検事研修では、例年、韓国の検事数名を聴講生として受け入れており、日韓で交流しつつ研さんに努めています。

韓国法務研修院の教授陣と。建物にはハングルで「法務研修院」と書かれています。
- Q3
- 教官及び研修専門官のやりがいって何?
研修を通じて職員の成長を手伝う仕事ですので、そのために、教官はより理解しやすい講義内容を考え、研修専門官も受講しやすい環境作りに尽力しています。研修初日に緊張していた研修員が、研修が進むにつれて研修員同士の絆を深めていき、最終日には成長した姿を見せてくれます。達成感に満ちあふれた面持ちを見て、教官も研修専門官も、研修に携われて良かったといつもやりがいを感じています。

検察事務官高等科研修のグループ研究(全体発表)の様子
- Q4
- 心に残っているエピソードがあれば教えてください。
コロナ禍では研修の一時中断を余儀なくされました。その後は、従来型の集合方式に加えオンライン方式も活用して実施しています。「オンライン方式なので育児の都合で諦めていたが受講することができた」と思わぬ効果がありました。一方、「集合方式で全国の仲間と苦労をともにして達成感が得られた」との声を聞き、研修を実施できる喜びを実感しました。

全国の研修員のうち、一部の在京の研修員が法務総合研究所の教室で
オンライン研修を受講している様子