CONTENTS
第3回法遵守の文化のためのグローバルユースフォーラムを開催しました!
令和7年2月15日(土)及び16日(日)の2日間、第3回法遵守の文化のためのグローバルユースフォーラム(英語名:The 3rd Global Youth Forum for a Culture of Lawfulness)を京都にて開催しました!
法遵守の文化のためのグローバルユースフォーラムの定期開催
令和3年に開催された京都コングレスの成果文書である「京都宣言」で、司法分野における若者のエンパワーメントの重要性が指摘されたことを踏まえ、法務省は、国連薬物・犯罪事務所(United Nations Office on Drugs and Crime)の協力の下、「法遵守の文化のためのグローバルユースフォーラム」を定期開催しています。
過去に開催した第1回フォーラム(令和3年10月に東京にて開催、世界33か国から約90名が参加)や第2回フォーラム(令和4年12月に京都にて開催、27か国から約70名が参加)では、「多様性と包摂性のある社会に向けた若者の役割」という全体テーマの下、「成年年齢に達することと社会への参画」(第1回)や「組織的な犯罪への若者の関与と組織からの離脱・更生、組織的な犯罪への対処のための若者の役割」(第2回)といったテーマについて議論を行いました。本フォーラムの参加者からは、「国籍や所属が異なる参加者の交流では、自身のバックグランドだけでは思いもつかなかった様々なアイディアが共有され、多くの学びを得た」等の声が寄せられました。
議論の結果は、「勧告」として、国連犯罪防止刑事司法委員会(CCPCJ)に提出しています。
第3回ユースフォーラムの結果概要
第3回ユースフォーラムは、「包括的で安全かつ公正な社会を形成するためのパイオニアとしてのユース:法務・司法分野におけるAI・デジタル技術の活用及び課題」というテーマの下、35か国から約80名のユースが参加しました。
開会式では、神田潤一法務大臣政務官による開会挨拶の後、御臨席賜った高円宮承子女王殿下からお言葉をいただきました。

神田法務大臣政務官の開会挨拶

承子女王殿下のお言葉
続いて、兵庫県芦屋市の髙島崚輔市長から、「リーダーシップと対話」というテーマで、世界で活躍するために求められる素質について、ユースに気づきを与えるという観点から御講演いただきました。加えて、議論の導入として、一橋大学の角田美穂子教授とケンブリッジ大学のSimon Deakin教授の両名から、社会におけるAI及びデジタル技術の活用と課題、展望等について、同分野の研究を最前線で行っている専門家の観点から御講演いただきました。

講演の様子(1)

講演の様子(2)
2日間にわたり行われた議論では、各国におけるAI及びデジタル技術の導入状況や取組の紹介から始まり、新しい技術を応用する際に発生するリスクの分析や、最新のAI・デジタル技術をどのように法務・司法分野で活用していくかといった議題について、若者の新鮮な視点から白熱した議論が展開されていました。

議論の様子(1)

議論の様子(2)

議論の様子(3)

議論の様子(4)
「勧告」として取りまとめられた議論の成果は今後、国連に提出された後、専門家の議論に参照される形で、国際的な議論に影響を及ぼすこととなります。
- ・参加者35か国から約80名
18~35歳までの国内・外からの大学・大学院生等 - ・参加国アルゼンチン、オーストリア、ブルネイ、カンボジア、中国、フィジー、フランス、ジョージア、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、キルギス、リベリア、マラウイ、マレーシア、メキシコ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、パキスタン、フィリピン、サモア、セネガル、シンガポール、スイス、タイ、トリニダード・トバゴ、トルコ、ウガンダ、イギリス、アメリカ、ウズベキスタン、ベトナム

集合写真