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4月17日は「国際更生保護ボランティアの日」!

令和6年4月に開催された第2回世界保護司会議において、4月17日を「国際更生保護ボランティアの日」とする宣言が採択されました。「国際更生保護ボランティアの日」採択の舞台となった第6回世界保護観察会議や第2回世界保護司会議について御紹介するとともに、「国際更生保護ボランティアの日」の広報活動についてお知らせいたします。

第6回世界保護観察会議と第2回世界保護司会議

令和6年4月16日から18日まで、オランダ王国のハーグ市において世界保護観察会議が開催されました。第6回目の開催となった本会議には、世界61か国から約500人が参加し、各国の社会内処遇の状況や課題、保護観察制度の特徴について議論が行われました。

この第6回世界保護観察会議のプログラムの一つとして開催されたのが、第2回世界保護司会議です。世界保護司会議は、令和3年に京都市で開催された国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)のサイドイベントとして初めて開催されました。この第1回世界保護司会議では、保護司を始めとした更生保護に関わる地域ボランティアの国際的な認知の向上と制度の普及を目指すことなどが盛り込まれた「京都保護司宣言」が採択されました。今回の第2回世界保護司会議では、各国・地域における、罪を犯した人の立ち直りを支える地域ボランティアの活動等について発表と協議が行われました。

日本からは、全国保護司連盟の今福章二常務理事が登壇し、我が国の保護司制度の特徴とその意義、保護司の人材確保の課題と取組についてプレゼンテーションが行われました。

本会議においては、「京都保護司宣言」を踏まえ、更生保護に関わる地域ボランティアの意義や重要性を共有し、より一層その認知を向上させること、そしてボランティア活動の活性化を図ることを目的として、本会議開催日である4月17日を「国際更生保護ボランティアの日」とする宣言が採択されました。

第6回世界保護観察会議の参加者

第6回世界保護観察会議の参加者

第2回世界保護司会議での基調講演の様子

第2回世界保護司会議での基調講演の様子

「国際更生保護ボランティアの日」広報

本年の「国際更生保護ボランティアの日」当日には、東武タワースカイツリー株式会社に御協力いただき、東京スカイツリー®に更生保護のイメージカラーであるイエローの特別ライティングを点灯することを予定しています。また、丸善雄松堂株式会社及び株式会社丸善ジュンク堂書店の御協力の下、都内の一部グループ店舗において、更生保護に関する書籍を集めた企画棚を設置いただき、「国際更生保護ボランティアの日」について店頭で広報いただくなど、幅広い広報の実施を予定しています。

おわりに

法務省保護局では、更生保護ボランティアの国際的な発信と普及に一層取り組んでいきたいと考えています。より詳しく知りたい方は、「国際更生保護ボランティアの日」等に関する特設ウェブページを本年1月にリリースいたしましたので、是非御覧ください。4月17日には、皆さまもぜひ、更生保護ボランティアについて思いを巡らせていただけますと幸いです。