離婚を考えている方へ

~離婚をするときに考えておくべきこと~

親の責務

Q1 親はこどもに対してどのような義務を負うのですか。

(A)

父母は、その双方が、親権者であるかどうかや、結婚しているかどうかにかかわらず、こどもに対し、こどもの人格を尊重し、こどもの年齢や発達の程度に配慮してこどもを育てる義務を負います。
こどもの人格を尊重することには、こどもの意見に耳を傾け、その意見を適切な形で尊重することが含まれます。
また、父母は、その双方が、こどもに対し、そのこどもが自分と同程度の生活を送ることができるように扶養しなければならない義務を負います。

Q2 父母間の人格尊重・協力義務とは何ですか。

(A)

父母は、親権者であるかどうかや、結婚しているかどうかにかかわらず、こどもの親同士として、お互いに相手の人格を尊重し、協力する義務を負います。
ただし、DV等がある場合に、できない協力を求めるものではありません。

Q3 父母間の人格尊重・協力義務に違反するのはどんなときですか。

(A)

個別具体的な事情によりますが、例えば、以下のような場合には、この義務に違反すると評価される場合があります。

  • 暴行、脅迫、暴言等、相手方の心身に悪影響を及ぼす言動等をする場合
  • 親権者の一方が、他方の養育に不当な干渉をする場合
  • 親権者の一方が、正当な理由なく他方に無断でこどもの居所を変更する場合(DV、虐待等から避難をする場合は、当然、義務違反にはなりません)
Q4 父母の一方が、父母間の人格尊重・協力義務に違反した場合には、どうなりますか。

(A)

親権者の指定又は変更の審判、親権喪失又は親権停止の審判等において、その違反の内容が考慮される可能性があります。